29話 独自調査1
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小さな魔石を合成したら、魔物の魔石が出来た。これは何かおかしなことが起こっている気がする。冒険者ギルドでまた調べてもらおうかな。
ただ、《錬金術 合成》は生産者のスキルだろうし、ランクEですでに獲得しているとなると、変に注目されそうだ。この話には触れないように注意しながら話さないといけないな。
翌朝、冒険者ギルドにいるミレイさんのところに向かった。
「おはようございます。昨日の小さな魔石は何かわかりました?」
「おはようスグルくん。調べてみたら、なんか昔話題になったことがあったみたい。普通の魔石に、あるスキルを使用すると『小さな魔石』に分かれるそうなのよね。ただ、そこから先が上手くいかなかったみたいで、その後の研究は終わったっていう話らしいよ」
過去に『小さな魔石』の研究が行われていたが、将来性なしってことで、研究は終了したらしい。それならなぜ今頃この『小さな魔石』が出てきたのだろうか。
「へー、そうなんですね。てことは誰かが、そのスキルを使ってイタズラしているとかですか?」
「まだわからないわね。あれから他に気付いたことはある?」
「そういえば、辺境の森でも似たような魔石が出てきましたよ」
「んー、広範囲になってくるとちょっと不気味よね。余っている『小さな魔石』があったらまた預かってもいいかしら?」
ミレイさんに残りの魔石を渡して、冒険者ギルドを後にした。そうだ、ドナートさんにも話を聞きに行こう。変な人を見かけているかもしれないし。
フロンダの街から外に出る門のところに行くと、ドナートさんがいた。行き交う人たちの対応で忙しそうにしていた。手が空くのを待ってから話しかけに行った。
「おはようございます」
「おぉスグル。元気にやってるか?」
「はい、元気にしてますよ。ところで、ドナートさんは『小さな魔石』について何か知りませんか?」
「なんだそりゃ?」
ピンときていないようなので、ドナートさんに今までの出来事を簡単に説明した。
「んー、ちょっとわからないな。今後、注意しながら見てみるよ」
残念。ドナートさんに挨拶して、その場を後にした。そう簡単に手がかりが見つかるわけないか。辺境の森で他の人達を観察してみようかな。他の冒険者がどれくらいの実力を持っているのかも気になるし。
森へ移動して、スキル《索敵》で周りの人たちを検索してみた。《気配遮断》を使用して、近くにいる人たちのところへ向かった。
「このまま追い込むぞ!」
「そっちへ行ったぞ!」
「まかせろ!うりゃぁ!」
3人組の冒険者のようだ。2人が魔物を追い込み、1人が向かってきた魔物にトドメを指していた。パーティープレイもいいな、と少し羨ましく思いながら次へと移動した。
それから何組かの冒険者を観察した。魔物ランクが低いところなので、特別目立つ人たちもおらず、こんな感じかと他の冒険者たちを見ていて少し拍子抜けした感じがした。
そう思ったのが効いたのか、次の人たちを観察していると、いかにも怪しい人たちがいたのだ。見た目は、どこにでもいそうな普通の冒険者で、男2人、女1人の3人組だった。どこが怪しいかというと、魔物と出会っても倒そうとはすせずに逃げてばかりいるのだ。そして、ある程度歩いたと思ったら、女性が袋から何かを取り出して地面に落としていった。
これは怪しい。闇魔法《隠密》を使用して気付かれないように後ろを付いていく。途中で彼らが落とした丸く小さな何かを拾い上げ、スキル《鑑定》を使用した。
『小さな魔石 品質:低』
ビンゴ!この人たちがこの魔石の関係者というわけだ。何のために落としているのだろうか。すごく気になる。




