24話 資金作り2
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急ぎ辺境の森の小屋に戻った。先程のミレイさんの話を聞いて思いついたことがある。小屋にある作業台へと向かった。
『詳しくは知らないけど、簡単に言うと砕いて混ぜてまとめて、魔道具用に販売しているみたいよ』
この言葉通りならば、私にも出来るかもしれない。スキル《錬金術》には《合成》という項目がある。マジックバッグを作ったときに使用したスキルだ。
魔石が何か材料に使えないかと、以前《合成》を試してはみたが、上手くいかなかった。それはなぜか。魔石をそのまま使用していたからだと思う。今回、粉々にしてみようと思う。
まずはゴブリンの魔石を2個取り出し、スキル《錬金術 合成》を使用してみる。
『合成できません』
次に魔石2個を粉々に砕いてみる。
『合成できます』
「よし、やっぱり魔石は一度砕かなかいといけなかったんだ」
『合成後の品:ゴブリンの魔石』
あれ?同じものが出来るんだ。これはいろいろ実験してみないとな。
数時間後、実験でわかったことがある。
・魔石は砕かないと合成出来ない。
・同じ品質の魔石を2個合成すると、より高い品質ものが出来る。ただし、品質が変わらない場合もある。
・品質が『最高』のものをかけ合わせると、ランクが上の魔石が出来る
・違う種類の魔石を合成すると、魔物ランクが低い方の魔石が出来る。品質は上記と同じ。稀に魔物ランクが高い方の魔石が出来る。
・品質に差があるものを合成すると、中間もしくはそれ以下の品質のものが出来る。稀に品質の良いものが出来る。
例えば、何もしていない状態のゴブリンの魔石の品質は、ほとんどが『低』、極稀に『中』だ。その『低』の魔石を2個合成すると、『中』の魔石が出来る。それを2個合成すると、『高』の魔石が出来る。それを2個合成すると、『最高』の魔石が出来る。それを2個合成すると、ゴブリンナイトの魔石、品質『低』が出来た。
つまり、ゴブリンナイトの魔石を作るのに、ゴブリンの魔石が最低16個は必要になる。ちなみにゴブリンの魔石の買取金額は1個につき銅貨3枚前後。ゴブリンナイトの魔石はどれくらいで買い取ってもらえるのか、気になるところだ。最低でも大銅貨5枚以上で買い取ってほしいな。
よし、ひとまず辺境の森でゴブリンを狩りまくって、魔石でいろいろ合成してみようかな。ゴブリンナイト以外も出来るかもしれないしね。
それから辺境の森に入り、日が出ている間は黙々とゴブリンやコボルトを狩り、魔石を集めた。日が暮れてからは小屋に戻り、魔石でいろいろと実験をした。
翌日、冒険者ギルドに向かった。買い取りカウンターには、朝のおじさんがいた。
「すみません、魔石の買い取りをお願いしたいのですが・・・」
「はい。ここに素材とギルドカードを置いてください」
マジックバッグから10個の魔石を取り出し、ギルドカードと一緒におじさんに渡した。
「これはまた・・・いろんな種類があるね」
「じいちゃんがコレクションしていたんだけど、今はもういないし、必要ないかなって思って・・・」
一つ一つ確認しながら、おじさんが査定金額を伝えてくれた。
「全部で銀貨8枚、小銀貨8枚だな」
「ありがとうございます。あの、内訳を教えてもらってもいいですか?」
おじさんが言うには買い取り額はこうなった。
・ゴブリンソルジャー(魔物ランクE)の魔石:小銀貨1枚
・ゴブリンメイジ(魔物ランクE)の魔石:大銅貨8枚
・ゴブリンヒーラー(魔物ランクE)の魔石:大銅貨5枚
・ゴブリンジェネラル(魔物ランクD)の魔石:銀貨3枚
・レッドゴブリン(魔物ランクD)の魔石:銀貨2枚小銀貨3枚
・コボルトの魔石(魔物ランクF)の魔石:銅貨3枚
・コボルトソルジャー(魔物ランクE)の魔石:小銀貨1枚
・コボルトメイジ(魔物ランクE)の魔石:大銅貨8枚
・コボルトヒーラー(魔物ランクE)の魔石:大銅貨5枚
・コボルトジェネラル(魔物ランクD)の魔石:銀貨3枚
合計して銀貨8枚、小銀貨7枚、大銅貨6枚、銅貨3枚。端数はおまけしてくれたそうだ。ありがたい。おじさんにお礼を言って、冒険者ギルドを後にした。
よし、今回の収入について考察してみよう。
まず、使用したゴブリンの魔石は全部で約700個、コボルトの魔石は約400個。1個につき銅貨3枚だとすると、今回の経費は全部で銀貨3枚、小銀貨3枚となる。買い取り額は銀貨8枚、小銀貨8枚なので、利益は銀貨5枚、小銀貨5枚。一応の黒字にはなっているけども、かかった時間や手間を考えると・・・
・・・普通にランクの高い魔物を狩ったほうが、効率は良さそうだ。今の冒険者ランクはEなので、魔物ランクEぐらいなら納品しても不自然に思われないはず。今までの時間が無駄にならないことを祈りつつ、魔物でも狩りに行こう。は、は、は。




