23話 資金作り1
閲覧いただきありがとうございます。
毎日更新できるように頑張りますが、
仕事が繁忙期なので、
更新滞ったらごめんなさい(´-﹏-`;)
ギルドの広間に戻ると、ミレイさんが冒険者ランクEについて説明してくれた。
ランクFの時には出来なかったが、ランクEになるとパーティを組むことができるそうだ。人数は何人でもいいが、報酬や素材納品数が等分されるため、多くても6人までが一般的とのこと。もちろんパーティ組まずに1人のままでもよいそうだ。
私の場合は1人のほうがいいかな。仲間がいるのにも憧れるが、転生者なので、他の人にバレないようにしないといけない。権力者など変なのに目をつけられたりしたら困るしね。
さて、ランクEになったことだし、依頼票を見に行こっかな。カウンターから移動すると、アルトさんがいた。
「スグルくん、合格おめでとう。これでランクEだね」
「アルトさん、ありがとうございます」
「ランク上がりたては、依頼失敗しやすいから気をつけてね。でもまぁスグルくんなら大丈夫か」
アルトさんに試験官をしてくれたことへのお礼を言い、掲示板へと移動した。
『常設依頼 ランクE
報酬:時価
・ゴブリンの魔石
・コボルトの魔石
など』
よし、まずは常設依頼でお金を稼ごう。今は森の小屋から通っているけど、そろそろ街の宿屋にも泊まりたいしね。
辺境の森へと移動して、《索敵》を使用。魔物ランクFが出る領域に向けて進みだした。冒険者ランクの1つ下の魔物ランクが、その冒険者の常設依頼となっている。
そういえば、通常は自分のランクより上の依頼は受けられないが、常設依頼はどうなんだろう。素材納品が出来ず、素材が無駄になるっていうことは避けるはずだよね。そう考えれば普通に納品できると思うけど・・・。ミレイさんに聞いておけば良かった。とりあえず魔物ランクFの素材を集めようかな。
あれこれ考えているうちに、ゴブリンが目の前に現れた。風魔法 《ウインドアロー》を唱え、さくっと倒す。問題はここからだ。素材納品は『魔石』。そう、ゴブリンの肉部分は不要ということ。通常であれば、魔石をナイフでほじって取り出すだろうが、私は違う。
生活魔法《塵化》を使用した。死体限定だが、生物部分を塵にしてくれる魔法だ。金属部分や魔石はその場に残るから、ゴブリン退治にはもってこいの優れものだ。
近くのゴブリンやコボルトなどを同様の方法で倒していく。私に取っては脅威になりえないので、考え事をしながら、ある意味、流れ作業的に魔物を倒しては塵にして魔石を回収していった。魔石が貯まってきたので、そろそろ戻ろうかな。この辺には冒険者が少ないようだ。ゴブリンってやっぱり人気がないのかな。
冒険者ギルドに戻り、ランクEの常設素材を納品して、ミレイさんのところへ向かった。
「すみません、常設素材って、ランクが上のものを納品しても買い取ってもらえますか?」
「買い取りはできるわよ。まだ先の話になるけど、逆に冒険者ランクが2個下の常設依頼、例えば今の冒険者ランクがCの場合、常設依頼E以下のものは、買取額が減額されるから気をつけてね」
なるほど、冒険者ランクが高ければ、高いランクの依頼をこなしなさいということなのだろう。低いランクの仕事を取らないような措置になっているようだ。
「辺境の森でゴブリンが出てくるあたりに冒険者が少ないんですけど、やっぱり人気がないからですか?」
「そうね。ゴブリンって、お肉とか食べられたものじゃないから、ギルドも魔石しか買い取りしてないのよね。そのせいでたまにゴブリンが増えすぎることがあるのよ。その時は緊急依頼かけるから、機会があればよろしくね」
ゴブリンはやはり人気がないようだ。増えすぎると集落を作ってゴブリンキングとかが現れるのかな。異世界転生小説の定番ものではあるが。
「買い取った魔石って、その後どうなるんですか?」
「詳しくは知らないけど、簡単に言うと砕いて混ぜてまとめて、魔道具用に販売しているみたいよ」
「魔石って、どういうのが高く売れるんですか?」
「んー、冒険者ギルドでは魔物ランクに応じて高くなるわね。品質によっては多少買い取り額を変えてるけど、魔物ランクが低いのは一律になっているわね」
なるほど。いやちょっと待てよ。ふと閃いてしまった。ゴブリンやコボルトの魔石で何か出来るかもしれない。そうとなれば、急ぎ検証しよう。
「ミレイさん、ありがとうございます」
「いえいえ、あまり無理しないように気をつけるのよ」
ミレイさんにお礼を言って、冒険者ギルドを後にした。




