21話 街中散策
閲覧いただきありがとうございます。
日曜なので、早めの更新です。
間に合えば、夕方もう1話更新予定です。
間に合わなければ・・・ごめんなさい(´-﹏-`;)
森から帰る途中、《索敵》を使用した。
(よし、異常は落ち着いたみたいだ)
《索敵》で確認してみると、高ランクの魔物はいなくなり、ツチモグラがちらほら分布し始めていた。彼らの脅威がなくなったと言うわけだ。冒険者の麻痺も回復させたし、後は大丈夫かな。さて、魔物でも狩りながら帰ろう。
フロンダの門のところへ行くとドナートさんがいた。
「おぉスグル!試験はどうだった?アルトがさっき帰って来たんだけど、試験官だからか教えてくれなくてな」
「んーどうなんでしょうね。課題のうち1つは辞退してしまったので、他でどれだけカバー出来ているかによりますね」
「スグルなら大丈夫だろ」
冒険者ギルドへと向かい、ランクGの素材を納品した。もちろんパラライズスネークは納品していない。
「スグルくん、試験お疲れ様。結果は明日の朝に発表します。それまで自由に過ごしていいわよ」
ミレイさんから日程を聞き、冒険者ギルドを後にした。さて、何をしよう。買い物でもしようかな。
当てもなく街中をぶらぶら歩き始めた。店舗型のお店には看板があるので、何を売っているのか、ある程度想像できるようになっている。看板には、何を取り扱っているのか、どこのお店なのか、順番に書いてあるのだ。
例えば『食料品 カミール商店』など。もちろん中には『何でも屋 ドリーのお店』など、ざっくりしたものもある。ちょっといろいろ見て回ろうかな。
何軒か見てまわった。印象としては、表通りは大衆向けって感じのお店並びだった。次は裏通りかな。脇道にそれて歩いていくと、さっそく気になる看板を見つけた。
『ポーション屋 ばぁやのお店』
この世界のポーションはどういった感じなのだろうか。中に入ると、古い感じのお店だった。カウンターにはおばあちゃんが1人座っていた。
「いらっしゃい。坊やはお一人かい?」
「こんにちは。スグルといいます。1人です」
「気になるものがあれば声をかけておくれよ」
店内の棚の数はそこまで多くなく、瓶の中に液体が入ったものが数本ずつ置いてあった。そこには、名前と価格が表示されていた。
『低級ポーション 銀貨1枚』
『中級ポーション 大銀貨1枚』
『上級ポーション ※注文受けてから作成』
『低級魔力回復ポーション 大銀貨1枚』
『毒回復ポーション 銀貨1枚』
『麻痺回復ポーション 銀貨1枚』
いろいろ種類があるようだ。最低価格は銀貨1枚のようだ。さて、それぞれどれくらいの効果があるのかな。盗み見しているようで申し訳ないけども《鑑定》を使ってみよう。
『低級ポーション
品質:高
効果:HPを50回復する』
『中級ポーション
品質:高
効果:HPを200回復する』
『低級魔力回復ポーション
品質:高
効果:MPを20回復する』
あれ?品質がどれも高い。もしかしてスキルレベルが高い人が作っているとかかな?聞いてみよう。
「すみません、ここにあるポーションって、どなたが作成されたんですか?」
「これかい?私が作ったものだよ。最近は回復するのにスキルに頼る人が多くてねぇ、めっきり売れなくなったんだけどねぇ」
年の功というかなんというか、ポーション作りに勤しんできたのだろう。品質が高いのもうなずける。これはお買い得品だ。ただ、残念なことにお金があまりない。早く冒険者ランクを上げなければ。
「低級ポーションを3本ください」
「あら、ありがとうね。全部で銀貨3枚よ」
代金を支払い、ポーションを受け取った。いい買い物が出来た。ポーションを作るのは何かと手間がかかるのだ。品質の良いものを手に入れられる、穴場スポットを見つけることができた。
「お金貯まったらまた来ますね〜」
おばあちゃんに挨拶をして店を後にした。あ、名前聞きそびれてしまった。次きたときに忘れずに聞こう。




