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32.夢と現実の狭間で
不安と落胆。
ああ、これはナイトメアだ。
わたしは、色があるはずのモノトーンな空間で悟った。
わたしの前には4人のオトナ。
わたしは、嘘が嫌い。たった少しの嘘でも、心が悲鳴をあげるから。
わたしは、震える手を震える手で押さえつける。
わたしの声は震えている。わたしの喉は締め付けられ、低くかすれている。
わたしは、常にわたしの言動を採点している、ような気がする。
わたしは、とにかく一生懸命だった。わたしは必死に、わたしに食らいついていた。
―――あれ。
わたしから遠ざかっていますか?それとも、わたしが遠ざかっていますか?
わたし、わたしのカラダ、わたしのアタマ、ワタシ、今人と話しているのはワタシ?
わたしの口が勝手に動いている。
わたしは今、きちんと話せている?人の話を聞いている?
わたしのアタマとココロが離れてしまった気がする。
…わたし、きっとダメなんだろうな。
ああ、ここは、現実。
―――現実に見る、悪夢なんだ。
短時間で二度も悪夢から離れてしまった。
以前も同じ状況に陥った。
ねえ、これは何?




