『虚無主義万歳、の理由から』・・・『詩の群れ』から
『虚無主義万歳、の理由から』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺はいつぞやの夢の中で、虚無主義を唱えていた様だろうだ。
だろうだ、それは、虚無主義万歳の方向で、ということだろ、え?
だろう、それはまさに、最高存在なんだよ、だろうだ。
そうだろう、虚無と言う言葉すら、崇高に感じるからな、だろうだ。
㈡
しかし、虚無主義、虚無主義、ばっかり言ってると、お前は虚無になってしまうぞ。
成程な、それは怖いさ、確かに、恐怖の虚無主義だろうだ。
そんなことない、虚無になってしまうことと、虚無主義とは、また、別物だろう。
そうだな、余り深く考えずに、虚無主義を唱えるよ。
㈢
つまりは、虚無主義万歳、の理由からってことで、理由があれば、何主義でもオーケーさ。
だろ、千差万別だからこそ、面白いんじゃないか、そして我々は、何主義でも、お前は虚無主義だろうだ。