タイトルとあらすじで完結している事に気がついてしまった件
短編書こうと思ったら体力が切れた。_(:3 」∠)_
続きかくなら手直ししなきゃ( ´ ω ` )
ごくごく普通の男子高校生として数々の部活に成り行きで入ってみたり、何かに躓いて女子更衣室に入ったり、角から飛び出てくる生徒に片っ端から突っ込んだりしてみたのだが、一向にイベントは起きなかった。
三次元の女に興味があった訳ではなく、二次キャラがなんやかんやあって現れる可能性を信じて行動したのだ。
男子高校生というギャルゲーにおける最重要スペックが手に入った今ならば俺だけのヒロインを手に入れる事が出来ると確信していたのだ。
手に入れる事が出来なかったとしても、黒髪ロングタイツ美少女※処女(最重要)、金髪ツインテールニーソ美少女※処女(最重要)、俺に惚れている黒髪ショート幼馴染※処女(最重要)の三大テンプレヒロインとエンカウントくらいはできると思っていた。
しかし、黒髪ロングタイツ美少女は文芸部に行こうと、屋上に行こうと、生徒会に行こうと姿を見せず、金髪ツインテールニーソ美少女は全校生徒の妹を確認しようと、曲がり角のある道を全力疾走しようと、はたまた女子更衣室でのラッキースケベを期待しようと現れることはなく、幼馴染に会うために隣の家に行ったり、幼い頃遊んだ公園のベンチに座って黄昏たりしていたのだが、そもそも俺には幼馴染がいなかったのだ。
最終的に転校生イベントにかけてみたのだがクラスの人数は増えることも減ることもなく気がついたら、卒業して大学生。
大学生にもなると周囲の女全員はクソビッチである。
合コンだー。飲み会だー。あっちこっちでズッコンバッコン。世の中本当に腐ってる!
白濁色のキャンパスライフがそんなに楽しいか!!
『これだから童貞は……』
うるせえ死ね!!!!!!!!!
『ほーん、そんなこと言っていいんだ』
は……?
_________脳内に直接語りかけられている。
すぐに気づいた。この展開はギャルゲで予習済みだ。
神様、恵まれない俺のために美少女天使を授けてくれるんですね!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!!!!
『いんや? そんなこと誰も言ってないじゃん』
それじゃあ、俺を二次元の住人してくれるとか!!?????
やっと!!!!やっと、俺の願いが叶うんだああああああああ!!!!!!
『いやいや、仕事変わって欲しいだけだって』
世界から美少女が消えている原因を唯一生き残った美少女と突き止めるラブロマンスアクションですね!!!!
『どちらかというとテト○スかなぁ……』
そんな破廉恥な!!是非とも私目にやらせていただきたいです、ます、はい。
『破廉恥……? まあいいや、やってくれるなら』
じゃあ手始めにどの美少女といたしやしょうか?
『鍵は渡しといたからよろしくねー 私は寝るわ~』
それ以来、神からの声は聞こえなくなった。