6 さらなる地下
1~6話書き直し中でございます!
書いてあったのは……。
書いてはあるけど……、その……。
「すまん、全ッ然読めねぇ……」
「お父様」
シオワーズの確認するような声に、壁を背にしていた王様が首を傾げた。ホッとしているのか、怒っているのか、よくわからない。
「やむを得んな」
すると、王様が三人と目配せをして、腰の曲刀に手を置いた。そして1つ俺に頷いて見せる。
「え? なにそれ!? ちょっと!」
わかったな? と言いたげな表情だ。
全然わからんのだ。アンタの国はわからないことが多すぎるぞ。
「その源衣は今後のことを考えると邪魔にしかならん。勝手に召喚した罪滅ぼしに、せめて痛みがないよう送ってやろう……時間だ!」
「ちょ、まっ!!」
王様が踏み込んで、一気に俺との間を詰める。そして曲刀を横凪ぎ。
俺の胸がスパっと切れて、一瞬で視界が真っ黒に染まっていく。もしかして魔法か!?
そして、俺は再び意識を失った。
……サー、という音が聞こえてきて、みずみずしいにおいが鼻孔を満たしていく。
ゆっくりと俺は目を開けた。
身体をペタペタと触ってみる。
「あれ? 大丈夫だ。死んでない」
俺、剣で斬られたんだよな?
でも……全くケガもない。胸は大丈夫だ。
辺りを見回す。一面ゴツゴツとした岩肌だ。さっきの室内は薄暗くてよく見えなかったが、こちらは完全に洞窟だと言い切れる。
踏み込むと岩の感触が足に伝わってきた。こうゴツゴツとしていると、しばらくごとに休憩を挟む必要がありそうだ。
幸い近くに水の流れがある。
「水のにおいを頼りに歩いて行けば、何かがあるかもしれないし、最悪喉が渇いたら飲もう」
得体のしれない水はイヤだけどな。
それにしても、洞窟のはずなのに視界は良好だ。しっかりと見えている。
周囲を見回しても灯りなどどこにもない。
ただ、さきほどファビオが俺に見せてくれたサイネウス、あれが地下に眠ってるんだとしたら、こうした洞窟はサイネウスが持っている魔力で微かに光っていてもおかしてくはないよな。
原理とかもわかんないし。
「しっかし、王様もワケがわからん」
オマケにスマホの文字も意味不明。なんであんなもんを書いたのか、理解に苦しむぜ。
「養子にするけど殺しますって、急展開にもホドがあんだろ」
そう俺はブツクサと呟き、水源を目指した。
ほどなくして水源は見つかった。洞窟の中に湧きだしているようだ。
範囲がかなり広くて、泉といってもいいくらいの広さになっている。
けれどもその……色が。
水の色が。
「詰んだ感がヤバい……」
紫色だった。
入浴剤で紫ってのは見たことがある。でもアレは飲んじゃいけないよな。
たまーにシャンプーを飲む人がいるらしいし、そうなると入浴剤のソムリエみたいなのもいるかもしれないけど、マネしちゃいけないヤツだ。
すると、遠くでカチャカチャという金属音が聞こえた。
人か?