表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/41

22



「リサ様。陛下の噂ってご存知ですか?」


恐る恐る今までにない小さい声で尋ねてきます。こんな下手な態度だとこちらも恐縮してしまいますねぇ。


(陛下の噂。陛下の噂・・)リサは考えを巡らせます。あんまり世間のことは知らないと自負しているリサは噂?と小首をかしげます。そうして最近聞いた話を思い出します。



「あっ!陛下がロリコンだっていう噂ですか!?」


ピンときたという輝かしい顔をしながら噂を口にします。


「城下ではロリコンだという噂が流れているんですか!?」


すぐさま驚愕にみちた顔で返答がかえってきます。



2人の間で「ん?」という微妙な空気が流れます。お互いがお互い顔を見合わせます。



「あのーロリコンって噂じゃないんですか?ケ・・ビン様が私に聞いた陛下の噂って」


「いや、ま、まぁ、間違って・・いや。ロリ・・コン・・・」


「あっ!ロリコンっていうのは、私の解釈で、正しくはえっと・・あっ、小さいモノ好き?だった気が・・・」



一生懸命二人で正しい方向に話をしようと頑張ります。リサの間違った解釈のせいでケビンは動揺してしまいました。そしてリサもケビンの動揺を見て申し訳ない気持ちになってしまい、自分の迂闊な解釈を反省します。そして食堂で聞いた常連さんからの噂を思い出します。そうです。ロリコンとまでの噂は流れてはいませんでした。小さいモノ好きという噂で一応とどまってました。まぁ、どっちみちいい噂では全然ないんですが。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ