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100人の候補生  作者: マオ
傍観者編
18/24

17話

「先導するのはいいが私の速さについてこれるのか?」


「ああそういえばお前の能力で身体能力を何倍にもできるんだったな。なら無理だろう普通なら」


「普通なら?ということは私が本気で走ってもついてくる方法があるとでも言うのか?正直についていけませんといったら本気で走らないが?」


「液体化して少佐にまとわりつけばまあ少佐がいくら速度出してもついていけると思うが?」


「む?そういう方法か……なんらかの能力で同じ程度の速度をだせるというわけではなかったか……」


少佐は明らかにほっとした顔をする


能力で底上げしている身体能力と同等の力を出せる能力があるかないか分からないから自分が特別だということ保障にはならない。それに能力があった場合はその能力を持つ者を殺しかねないな。ないというか外見に反して中は子供だな


「まあそれ以外にも武器の形になって少佐に運んでもらうとかそんな方法ならできるだろ?」


「まあできないことはないがそれでどうやって不意を衝くんだ?私と同じところにいるのでは意味がないだろ?」


「そうだな。投擲武器として使い、俺が耐え切れずに砕けたようにする。そうすれば相手は破片のようになっている俺は視界の外になるだろ。そこから気づかれないようにサポートと移動をするそれで何とかなるだろう」


いやこの世界には魔法もあったはずだなら――


「水関係の魔法を使ったと思わせて俺を投げる。そして魔法使いと誤認させる。そっちの方が協力者がいるってことに気づかれにくいな。そんな感じで頼む」


「まあ確かにそれならなんとかなる可能性があるが……ミスった場合は?」


「まあわかりやすく、二人でごり押しだろ」


「ごり押しとはそれ以外に方法はないのか?」


「ミスった場合はもう協力者がいるって知られているならもう二人というアドバンテージを前にだしてごり押しした方が早々に決着がつく。それにそれまでのやつにこだわっていたらほかの奴に先を越される可能性があるからばれた場合は素直にごり押しで行く。それに少佐の能力はごり押し向きだ。ならそれ以外にいい方法はないと思うが?」


問題はどこまでお互いの邪魔をせずに戦えるかだがこれはもう仕方ないだからこれは教えない


「まあどっちにしろあたらしい作戦を考えている時間もない。早く武器の形になってくれ運ぶから」


「その前に念話って俺達のあいだでも使えるのか試そう。念話が使えればそれで戦闘中の意思の疎通は簡単になるわけだし」


「走りながら試そう。そっちの方が私はいいと思うが?」


「確かにそっちの方がいいなならそれで」


零は液体化し、刃渡り2mにもなろうかという大剣の形に姿を変え少佐の手元に収まる


「流石にでかいな。私くらいしか使えないんじゃないのか?」


『まあ使えると思ったからこういう形になったんだし』


「いきなり念話か……ということは私たちの間でも使えるということか」


『まあ今の状態だと話せないから念話に頼るしかないんだがな』


『これで私も念話での会話ができているか?』


『ああ大丈夫だちゃんと聞こえる』


『『さて殺しに行くか』』


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