【夢日記】盗人学徒と霧の国
学校で薬になる豆を5人の班で探すことになった。早速豆を見つけたが数が足りない。森の中に入ってかなり長いこと彷徨い、そこで朽ちた神殿を見つけた。全員で神殿を探索することにした。
神殿の中を探索している時に、三人の班員が入った部屋は、パーティ中に何かが起こって人が死んだり皿が割れたりしたような様子だった。三人のうちの一人、吟遊詩人が、食べれる物とお酒を集めて小さな皿に乗せた。ここで食事会をしようということらしい。三人のうち二人、特に女の子は否定的だったが、結局押し切られて食べ物を口にした。
同じ部屋にいなかった二人が三人のいる部屋に入ると、そこに人はおらず、不自然に三匹のネズミがいるだけだった。
残った班員である姫様と盗賊は、ネズミたちを連れて神殿の外に出た。外は霧が出ている。霧が濃くなると魔物が飛び出し、魔物を倒すと一時的に霧が薄くなる。それを繰り返していると、盗賊はいつの間にかカエルになっていた。
森を抜けると霧も薄くなり、遠くのお城とその手前にある険しい谷が見えた。谷には長い吊り橋がかかっており、吊り橋の傍には管理塔が建っている。その手前、自分たちの目の前には、ドレスやらタキシードやらお仕着せやらといったお城の関係者の持ち物が、切り刻まれたり血がついたりした状態で積まれていた。
再び出てきた濃霧で周りがまったく見えなくなる中、カエル姿の盗賊にだけは、誰かの声が聞こえていた。何を言っているかは聞き取れない。霧が薄くなる頃には、盗賊はカエル姿と人の姿を不規則に行き来するようになっていた。
吊り橋を渡る前に近くの町に行ってみると、町はやけに静かで物々しい空気に包まれている。噴水広場に出たところで、姫様の知り合いのおばさんに出会った。姫様とおばさんはハグで挨拶をした。
おばさんはハグを解くと、「お城で異常が起きているようだ」「町に兵士が来た」「何がどうなっているのかわからない」と話した。
姫様と一緒に吊り橋に戻ると義姉、執事、料理人、乳母などがいた。とても正気ではない様子で、もしかすると亡霊かもしれない。彼らが襲いかかってきたので、彼らと戦った。
姫様はそんなに戦えない。三匹のネズミは意外にも善戦している。盗賊が頑張らなければならないところだが、不規則に人とカエルの姿を行き来するせいで苦戦していた。
危機一髪という状況になったとき、突然目の前に青と白が混じり合い渦を巻く霧が目の前に現れ、盗賊はそこへ吸い込まれた。
青と白の霧の中は本棚と机のある落ち着いた雰囲気の部屋だった。自分の目の前には一人の男がいる。痩せ気味で眼鏡をかけた、タキシード姿のカウンセラーのような男で、椅子に腰掛けてこちらを見ている。
盗賊は無意識に尋ねていた。
「体が人とカエルを行き来する、どうしたらいい」
カウンセラーのような男は答えた。
「あなたはもう戻れるはずだ。覚悟を持ちなさい」
気がつけば吊り橋の前、霧に吸い込まれる直前の状況に戻ってきていた。盗賊は人とカエルの姿を自分の意思で行き来することができるようになっていた。この能力を使って、襲ってきた全員を返り討ちにした。ネズミたちはいつの間にかはぐれていた。
血臭漂う中、姫様が地面に落ちている汚れたブレスレットを見つけた。ブレスレットは姫様のお母さんの物らしい。姫様はブレスレットを大事に持っておくことにしたようだ。
その時森の中から二足歩行の茶トラ猫が現れた。シャツとズボンとブーツを着て、マントを羽織り、レイピアを佩いている。猫は迷子のネズミたちを連れてきてくれていた。猫が仲間になった。
吊り橋を渡り始めると霧が出てきた。盗賊は気づけば一人になっていた。突然目の前に魔物の大群が押し寄せる幻覚が見えたあと、足場が消えたような浮遊感に襲われ、次の瞬間には城内から城門を見下ろしていた。自分が立っているのは門の左斜め上後方、渡り廊下だった。
城門の内側にはお城の関係者の他に班員や知り合いたちもいる。外から開かれそうになる門を屈強な兵士たちが内側から押さえていたが、ついに外の魔物によって押し開かれ、魔物がなだれ込んできた。魔物は目の前の班員や知り合いたちに襲いかかろうとしている。それを見て咄嗟に手摺りを飛び越え、みんなを守ろうと応戦した。
(守るために)絶対諦めない!
そう強く思った瞬間、気がつくと窓の外から玉座の間を見下ろしていた。玉座には姫様のお母さんのお姉さんである女王が座っている。玉座の間の入り口をまっすぐに見つめる女王の視線の先で、姫様が玉座の間へと入ってきた。
遠くて聞き取れないが、姫様と女王が話をしている。姫様が青い小さな宝石箱を数歩前に置いてから元の位置に戻った。宝石箱が気になったので、盗賊が玉座の間に飛び降りて宝石箱を開いてみると、吊り橋の前で拾ったブレスレットが入っていた。
盗賊は姫様に声をかけた。
「大事な物なのに」
女王は盗賊を気にした様子もなく、姫様から一切目を離さない。
「自分の義姉や乳母たちを手にかけておきながら、そんな物で赦されたいと?」
そうは言っても、吊り橋の前で人々が襲ってきたり彼らの持ち物が無残な姿にされたりしたのは、目の前の女王によるものだ。
姫様は首を横に振って口を開いた。




