第76話『覚悟の刃』
1. 暴走する黒雷
黒雷に飲まれたエルシアが狂ったように叫ぶ。
エルシア:「壊す.....壊す!!全部!!」
黒雷の奔流が広間を覆い尽くし、石の柱は一瞬で蒸発。
ガイアでさえ一歩引き、目を細めた。
ガイア:「......面白い。だが制御できぬ力に意味はない」
ラミエルはその光景を見つめ、決意を固める。
2. ラミエルの一撃
ラミエル:「エルシア!!!」
彼は黒雷の奔流に飛び込み、全身を焦がしながら拳を振り抜いた。
バシィッ!!!!
その拳がエルシアの頬を打つ。
一瞬、彼女の瞳から赤黒い光が揺らぐ。
ラミエル:「あなたが本当に欲しいのは......破壊じゃないでしょ!!!!」
3. ドラゴンとの対話
暴走する精神世界。
そこにサンダー・ドラゴンの巨大な影が立ちはだかる。
サンダー・ドラゴン:「ラミエルと言ったな........邪魔をするな。こいつに必要なのは“殺意”だ」
ラミエルは睨み返す。
ラミエル:「違う。エルシアは弱いんじゃない!優しいんだ。それを“弱さ”と決めつけないで!!!」
サンダーの瞳が細められる。
サンダー・ドラゴン:「.....ならば証明してみろ。彼女の覚悟を......」
4. エルシアの覚醒
ラミエルの声が届き、エルシアの心の奥で震える。
エルシア:「わたし......戦うのは怖い.......でも.....守りたい人がいるから.........!!」
サンダー・ドラゴンが唸り声を上げる。
サンダー・ドラゴン:「その思い.....応えてやる......」
その姿が雷光に包まれ、角が伸び、翼が四枚に裂けた。
サンダー・ドラゴン:「――新たなる名を授けよう」
《雷の守護者・サンダーエンペラー》
《降臨》
その稲光は黒から漆黒へ、そして蒼黒の輝きを放った。
5. 雷の進化
エルシアの身体に雷紋が走る。
その遺伝子は雷DNAからさらに進化し、新たなDNA へと変貌。
ラミエル:「これが......DNAの....進化......!!!」
コーデックスに黒雷帝DNAと表記させる。
エルシア:「.......ありがとう、ラミエル.....私はもう、逃げない」
彼女の背後に黒雷帝の幻影が重なり、その力を制御し始める。
ガイア:「フン.......少しは見れるようになったな。だが――滅地DNAは、まだ真価を見せていない」
次回――
滅地VS黒雷帝&風




