第73話『覇界・ガイア』
1. 対峙
宇宙神殿。
巨大な岩壁のような扉が崩れ落ち、そこから現れたのは――。
《第一破壊》
《覇界・ガイア》
その姿は大地そのもの。
全身を覆う結晶化した岩の鎧、背に連なる山脈のような突起。
瞳は燃えるマグマのごとく赤黒く輝いていた。
ガイア:「......我が名はガイア。破壊の化身。――試練を望むか?」
ラミエル:「くっ......来るよ!」
エルシア:《なんて圧......この存在.....神すら凌ぐの!?》
2. 戦闘開始
大地が揺れ、床から巨大な岩槍が突き上がる。
二人は飛び退き、間一髪で回避。
ラミエル:「風DNA.......烈風刃舞!!」
無数の風刃がガイアの巨体を切り刻む。
しかし、傷は瞬時に再生。
ガイア:「無駄だ。我は“大地”。切り裂こうとも、地平は再び繋がる」
エルシア:「雷DNA.....雷穿閃衝!」
黒雲を呼び、雷光を落とす。
轟音が鳴り響くも、ガイアの結晶はひび割れるだけで砕けない。
ラミエル:「.....効いてない!?」
ガイアの拳が振り下ろされる。
ガイア:「神DNA.......神・地断!!」
衝撃波で床ごと吹き飛ばされる。
二人は壁に叩きつけられ、血を吐いた。
3. 絶望
ラミエル:《強すぎる......この硬度、この再生力......!普通に戦っても絶対に勝てない!》
エルシアは歯を食いしばりながら立ち上がる。
しかし手は震えていた。
エルシア:「私じゃ......足を引っ張るだけかもしれない.....」
その時、彼女の背後に浮かぶ青白い竜の幻影――
雷精霊サンダー・ドラゴンが口を開く。
サンダー・ドラゴン:「エルシア......お前の雷は甘い。憐れみと迷いで満ちている」
エルシア:「な、なに.......?」
サンダー・ドラゴン:「このままでは、お前は......ガイアに殺されるぞ」
4. ガイアの猛撃
ガイアが右腕を振り上げると、大地が隆起。
ガイア:「神DNA......神・大噴岩!!」
無数の石柱が天へ伸び、神殿を崩壊させる勢いで迫る。
ラミエル:「エルシア!走って!!」
二人は必死に駆けるが、背後で爆発が起こり、瓦礫の雨が降り注ぐ。
エルシア:《怖い......怖い......でも....ここで負けたら、みんなが.....!》
彼女の瞳がわずかに黒く染まった。
砕けぬ大地、無限の再生。
エルシアの耳に響く精霊の声――
「覚悟を持て。敵を殺す覚悟を」
次回――
エルシアの雷が変貌を遂げる。
その力は希望か、闇か。




