第72話『三つの破壊者』
1. 神殿内部
扉をくぐると、内部は広大な空洞となっていた。
星々の光が逆流し、空間そのものが捻じ曲がっている。
イル:「.......寒気がする。ここ......普通じゃない」
カイル:「ああ.......。この気配、ただの魔獣じゃねぇな」
その瞬間、床に巨大な紋章が浮かび上がる。
三方向に道が開き、それぞれから禍々しい気配が溢れ出す。
エリック:「こいつらが.....ダンジョンボスか.....」
2. 分岐
ブラフマーが厳かに告げる。
ブラフマー:「三つの道、それぞれに“破壊者”が待ち受ける。 どれも神DNAを具現化した怪物........全員で挑めば相打ちすらできぬ。分かれ、一つずつ討ち滅ぼせ」
カイル:「.....なるほどな。なら決まりだ」
・エルシア&ラミエル
・エリック&ナイル
・カイル&イル
ブラフマー:「来るぞ....この神殿を侵略した“三つの破壊”だ......!」
三手に分かれる仲間たち。
神殿を揺るがす轟音の中、それぞれの道へと駆け出した――。
3. 最初の咆哮
姿を現したのは、大地そのものが人型になったような巨躯。
体表は岩盤と鋼鉄に覆われ、背中には世界樹を思わせる棘が伸びていた。
地鳴りと共に、神殿を震わせる声が轟く――。
《第一破壊》
《――覇界・ガイア――》
エルシア:「な、なんて重圧.....! 息が........」
ラミエル:「でかぃ...........こいつ、まるで星そのもの....」
4. 次なる影
続いて、虚無の闇から姿を現す異形。
身体は半透明、無数の瞳と口が浮遊し、次々と形を変えていく。
その存在は狂気を帯びた声で告げた――
《第二破壊》
《――虚界・カオス――》
エリック:「ぐっ........目が回る!?」
ナイル:「こいつ、存在そのものが不安定だ......!」
5. 最後の絶望
最後に、神殿最奥から吹き荒れる咆哮。
現れたのは、闇そのものを纏った巨人。
黒炎と深淵をまとい、背後には永遠に沈む監獄の門が浮かんでいた。
《第三破壊》
《――極界・タルタロス――》
カイル:「........これか...俺等とぶつかる相手は」
イル:「......カイル。あれは.....やばい。魂そのものを喰らう存在だよ...アヌビスなんて.... 比じゃない......」
カイルは、一言。
カイル:「“上等”」
次回――
第1破壊、覇界・ガイアとの死闘が幕を開ける――!




