第67話『鎖に縛られし創造神』
1. 邂逅
異星から神・宇宙惑星へ転移したカイルたちが立っていたのは、荒涼とした大地。
空は無限の宇宙と直結しているかのように、星々が脈動し、息を呑む光景が広がってい た。
その中心――。
天を貫くような巨躯が、無数の鎖に絡め取られ、地に縛り付けられていた。
エリック:「な.....なんだ、あれ......人......?」
ナイル:「いや........この気....神だ...」
鎖に囚われていた存在が、ゆっくりと顔を上げる。
その瞳は、宇宙そのものを映し出すように深淵だった。
ブラフマー:「........誰だ?我を解き放とうとする者は」
2. 鎖を解く
カイルは足を踏み出す。
その足取りに導かれるように、鎖の紋様が青白く光りはじめた。
エルシア:「.....カイル、まさか.....!」
カイル:「わかるんだ。俺が......これを解くべきだって」
手を伸ばす。
鎖は拒絶することなく、崩れ落ちるように解かれていく。
ガシャァァン――!
全ての鎖が外れ、ブラフマーの巨体が自由を取り戻した。
3. 衝撃の呼び名
解放されたブラフマーは、跪き、深く頭を垂れる。
ブラフマー:「......お久しぶりです、ナオヤ様.......いや、今はカイル様ですね.....」
その言葉に、空気が凍りつく。
ラミエル:「な、ナオヤ......?」
エリック:「な......なんで......」
カイルの瞳が大きく揺れる。
カイル:「......なんで.......俺の......前世の名前を.....」
ブラフマー:「わかりますとも。――あなたの父上より直々に伝えられておりましたから」
4. 父の記憶
カイルの脳裏に、幼い日の映像がフラッシュバックする。
笑顔の父。優しく撫でる手。
「ナオヤ、強くなれ。お前はいつか、世界を背負うんだ」
その声が蘇った瞬間――。
カイル:「......あれ......なんでだ.......俺.......泣いてる......」
頬を伝う涙が止まらない。
ブラフマーは、その小さな姿をそっと抱き寄せるように両腕を広げる。
ブラフマー:「随分と.......大きくなられましたね。性格も、以前とは少し変わられたようだ」
カイル:「ブラフマー.......」
5. 新たな契約
抱擁ののち、ブラフマーは右手を差し出す。
ブラフマー:「再び誓いましょう。あなたと共に宇宙を創り、そして守ることを」
カイル:「.......あぁ。今度は、俺が頼む。――行こう、ブラフマー!」
両者の手が触れた瞬間、星々が轟音を上げて光り輝く。
カイルのコーデックスに、**《宇宙DNA》**が刻まれた。
6. 黒幕の影
契約を終えた後、カイルは問いかける。
カイル:「なんで、繋がれていたんだ?誰がこんなことを.....」
ブラフマー:「......神DNAを持つ者に、やられたのです」
その答えに一同が息を呑む。
イル:「ってことは........この星にも.......?」
ブラフマー:「はい。この宇宙の裏で動いている者がいます。――宇宙DNAをも超える、黒幕が」
空に、不吉な影がゆらめいた。
次回――
カイルたちは新たな脅威を知る。
そして、戦いは地球と異星を巻き込み、神々すら動かす局面へ――。




