第56話『地獄の覇者』
1. 暗黒に沈む研究所
瓦礫と煙が充満する旧研究所最深部。
カイルとネメシスが睨み合う。
カイル:「.......くっ、そろそろ俺の力も.......!限界か..........!!」
黒い霧が天井から滴る。
ネメシスは完全体への変化の兆しを見せ、瞳が深紅に染まる。
2. 謎の存在の出現
突如、研究所中央に影のような人影が現れる。
ふたりともが硬直。
カイル:《......誰だこいつ......なんでだ......体が.....動かなぇ..........!!!》
ネメシスも、黒炎を纏いながら同じ感覚を覚える。
”触れてはいけない”と。
???:「さぁ........地獄を見せてみろ.....“アヌビス”」
カイル:「アヌ.....ビス......」
影が動くと同時に、ネメシスの体に黒い光が宿り、暴走が始まる。
3. アヌビスへの強制進化
ネメシスがうめき声を上げ、全身の黒炎が暴走。
シス&メネを融合させたまま、形状が変化。
その瞬間、イルの肉体がかすかに分離。
イル:「カ......イル....」
カイル:《イルを助けるには.......ここしかない......でも......どうやって.....》
カイルの頭の中にあるシーンが蘇る。
カイル:《......そうか.....もし...ネメシスが錬金を使って....進化しているなら....行けるか も!!》
錬金DNAの力を集中させる。
4. 共闘の兆し
カイルは、ネメシスに向かって、飛び込む。
イル:「な......なに....してんの......!!!」
カイル:「俺を信じて......手を伸ばせ!!!」
イルは、少し迷うが手を伸ばす。
カイル:《錬金DNA.........最大出力!!!》
カイルは、錬金を左手に纏わせ、伸ばす。
すると、そのカイルが手を伸ばした周辺がえぐれる。
カイル:《やっぱり!!!》
イル:「これ........は....」
カイルは、イルを引っ張り出す!
カイル:「大丈夫か..........イル.......」
イル:「うん........ありがとう......でもどうやって......」
カイル:「気づいたんだ.........錬金同士は........反発し合うって.........」
二人の意識がリンクし、力が同期する。
イル:「他の.......力は?」
カイル:「錬金だけだ........イル.........やれるか?」
イル:「任せて.......ここからは.......私とカイルで.......」
カイル:「よし......やるぞ!!」
黒炎と錬金の衝撃波が渦を巻き、ネメシスの体を包み込む。
5. アヌビス・顕現
黒炎が爆発する。
新たな姿へと変貌する。
“地獄の覇者・アヌビス”
巨大な黒翼と暗黒の鎌を携え、瞳が漆黒に染まる。
アヌビス:「――ッ........これが........俺の力........」
カイル:「.......ここで負けるわけには.........いかない!」
イルとカイルが完全に同期し、共闘の準備を整える。
次回――
戦闘は、ここからが本番。
アヌビスの圧倒的な力に、カイルとイルがどう立ち向かうのか――。




