第54話『孤独の戦場』
1. 闇と氷の檻
崩落した研究所の最深部。
光はなく、闇と冷気だけが渦巻く閉ざされた空間。
カイルとネメシスだけが、そこに立っていた。
ネメシス:「仲間は逃げたか......結局、お前ひとりで俺を止めるつもりか」
カイル:「ああ.....だからこそ、ここで終わらせる!」
2. 第一撃
カイルが氷結の力を解放。
槍が幾本も生成され、周囲に浮かび上がる。
カイル:「究極・水DNA.......氷刃蒼牙!」
氷の槍群が一斉に射出される。
ネメシスは漆黒の大鎌を振り下ろす。
ネメシス:「裁け。究極・錬金DNA........葬哭冥鎌!」
黒炎の衝撃波が奔り、氷槍をまとめて叩き砕く。
衝撃で床が砕け、岩盤ごと吹き飛ぶ。
3. 技の応酬
カイル:「ッチ!!なら.........!!!」
氷結の結晶を拳に纏わせる。
カイル:「究極・水+錬金DNA.........雅銃・蒼穿崩衝!」
氷の弾が炸裂し、衝撃波が直進。
ネメシス:「甘い!」
黒い翼を広げ、真上に飛翔。
ネメシス:「究極・錬金DNA...........虚獄殲雷!」
闇雷の雨が降り注ぎ、地面を焼き裂く。
爆炎と氷片が舞い、二人は火花を散らすように衝突する。
4. 心の声
一瞬の隙。
ネメシスの瞳の奥に、イルの影が揺れる。
カイル:「.......イル!聞こえてるだろ!」
ネメシス:「......ッ、黙れ......!」
カイル:「お前は......まだそこにいる!絶対に取り戻す!」
一瞬、ネメシスの動きが止まる。
だがすぐに黒炎が暴走し、再び襲いかかる。
ネメシス:「無駄だ.........虚無に呑まれろォォ!!」
5. 戦場の深淵
地が砕けていく。
氷と闇――
相反する力がぶつかり合うたび、世界そのものが悲鳴を上げていた。
カイル:《母さん.......イル.....みんな........。俺は、誰も失わない.....!たとえこの身が砕けても――!》
彼の瞳に炎のような決意が宿る。
次回――
死闘の中、カイルはイルの心に再び触れる。
だが、ネメシスの奥底から現れる“さらなる絶望”が牙を剥く――。




