第43話『揺れる心、進化の影』
1. 交戦継続
廃墟の夜。
瓦礫が散らばる中、カイルたちとイルの三位一体戦が続く。
エリック「.....ちっ.....やべぇ.......このままじゃ押し負けるぞ」
ラミエル:「......でも、イル.........本気で殺そうとしてないよ」
ナイル:「は?甘いこと言ってる場合か!」
2. イルの葛藤
イルは錬金陣を展開しながら、歯を食いしばる。
イル:《......どうして.......?カイルを...みんなを見ると......手が震える......》
イル:《私は........“母さん”の命令で造られた.......兵器のはずなのに.......》
イル:「私は.......戦うために生まれたのよ!!」
錬成結晶が乱射される。
しかし――ほんのわずか、カイルだけを狙えていない。
3. シスとメネの兆候
シスの装甲が軋み、背中の管から黒い光が漏れる。
シス:「.......解析結果.......エネルギー過剰蓄積......進化条件、臨界」
メネもまた瞳が赤から紫へと濁り始める。
メネ:「......イル.......融合シーケンスの起動を......」
イル:「.......やめて!!まだ早い!!」
4. カイルの叫び
カイルが前に出る。
氷と炎を同時に纏い、雅銃を構える。
カイル:「イル!! お前は誰かに命令されて生きる存在じゃない!!」
カイル:「水+火+錬金DNA!!異系統三重詠唱......雅銃・氷炎穿閃!!!」
カイルは、三重詠唱というものを血を吐きながらも唱える。
氷炎の弾丸がシスの砲撃を撃ち抜く。
イル:「……そんな……勝手なこと言わないで……!」
5. 仲間たちの援護
ラミエル:「精霊融合モード スピリット・ウィンド!!!」
ラミエルが背後から支援。
ラミエル:「風DNA.........風神陣翔!!カイル行って!!!!」
――風の翼でカイルを加速させる。
ナイル:「雷DNA.......雷迅連鎖ァ!!」
稲妻がシスの足を絡め取り、一瞬動きを止める。
エリック:「燃えろォ!!火DNA........終式・紅蓮轟掌」
メネを吹き飛ばす。
カイル:「イル!!目....覚ませ!!」
6. イルの涙
イルは息を荒げ、胸を押さえる。
イル:《......たすけて......誰か........》
頬に涙が一筋落ちる。
しかし、その涙が地面に落ちた瞬間――
シスとメネが同時に咆哮。
シス:「進化条件――充足」
メネ:「融合シーケンス――起動」
イル:「だめ!!まだ........!」
7. ■■■■■の影
黒い光がシスとメネを包み、全身が変形していく。
砲撃と刃が溶け合い、イルの身体に鎖のように絡みついていく。
ナイル:「おい......これ.......融合してねぇか!?」
エリック:「マジかよ..........あいつら、イルを取り込もうとしてんのか!?」
カイル:「イル.......!!耐えろ!!!」
イル:「.....カイル.......助け.....て......」
その声とともに、巨大な黒い殻が形成され始める。
内部でイルの姿が飲み込まれ、蠢く影が浮かび上がる。
8. 不穏な終幕
殻の表面に浮かぶ紋章。
そこには――“NEMESIS”の文字。
カイル:「.......まさか.......これが.......」
地響きが響き、殻にヒビが走る。
次回――
解き放たれる“禁忌の存在”。
仲間を救うため、カイルは最大の決断を迫られる――!




