第42話『三位一体の脅威』
1. 開戦
旧首都跡・崩壊した都市の夜。
イルの手が上がると、シスとメネが前に出る。
イル:「シス、メネ.....全力で行く」
シス:「命令承認――殲滅モード、起動」
メネ:「解析完了――標的は混血特殊部隊」
地面を震わせ、二体が変形する。
2. シスの砲撃
巨躯のシスの手のひらにキャノンを展開。
《黒鋼砲装・殲界砲》
漆黒の閃光が街ごと吹き飛ばす勢いで放たれる。
エリック:「やべぇ!!」
エリックは炎の壁を張る。
カイル:「エリック!!やるぞ!!」
エリック:「言われなくても....そのつもりだ!!」
カイル:「火+.......」
エリック:「火DNA!!!!!」
カイル&エリック:「同系統二重詠唱.......火焔壁陣!!!」
カイルとエリックの炎と黒鋼光が激突し、地形が抉れる。
エリック:「.......クソッ、これが防御型かよ!!」
3. メネの斬撃
その隙にメネが舞い降りる。
刃翼を振り下ろす。
《白鋼刃翼・断界刃》
光の翼が地面を裂き、ラミエルに迫る。
ラミエル:「風DNA........嵐舞旋槍!」
槍状の竜巻で受けるが、刃翼に切り裂かれる。
ラミエル:「っ........速い!」
4. イルの攻撃
イルが両手を広げ、赤黒い錬金陣を展開。
イル:「火+錬金DNA.....異系統二重詠唱......錬成結晶・紅蓮獄破!!」
無数の赤黒い結晶弾が雨のように降り注ぐ。
ナイル:「雷で撃ち抜く!雷DNA........雷迅・連射!!!」
稲妻が弾丸を貫くが、数が多すぎる。
ナイルがかすり、血が飛ぶ。
カイル:「ナイル!!」
5. カイルの反撃
カイルが前に出る。
アイス:「久しぶりに使うね!!」
ファイア:「たまには...こういうのもアリだな!!」
カイル:「精霊融合甲式!!」
氷と炎を同時に纏う。
背中には、2つの甲銃があり、その下には、氷と炎の腕が生えている。
カイル:「水+火DNA......異系統二重詠唱....双精駆動・氷炎交叉!!!」
甲銃から放たれる火の火力と氷の鋭さがクロスし、シスとメネを押し返す。
6. 三位一体の連携
イル:「やるじゃない.......」
イルが短く命令。
イル:「三位一体.....錬金DNA――陣形・Ω」
シスが砲撃で牽制、メネが斬撃で追撃、イルが錬金で軌道修正。
三つの力が絶妙に絡み合い、無限ループのように攻め続ける。
エリック:「マジで止まんねぇぞこいつら!」
ラミエル:「正面からじゃ崩せない.......!」
7. カイルの覚醒の兆し
カイルが歯を食いしばり、胸を押さえる。
カイル:《.......前世の母さん.....俺に......この力を託したんだろ....》
首飾りが淡く光り、手に瑠璃色の剣のような錬成が生まれる。
カイル:「これ.....は......?」
カイルの手には瑠璃色の光が奔る。
カイル:「精霊融合....解除.....」
カイルは、纏っていた水と火を消した。
カイル:「錬金DNA......錬剣構造......雅剣・断罪!!」
カイルは、剣を振るうと、大きな衝撃破が生まれる。
シス:「予想外――錬金因子の発現を確認」
イル:「.....それって......」
8. 交錯する想い
カイル:「イル.......!お前は敵じゃない!救う.......絶対に!」
イル:「......やめて.....私は....私は.....」
だが、シスとメネがイルを庇い、再び戦闘態勢に入る。
ナイル:「まだやんのかよ......!」
ラミエル:「でも........イルの瞳.....泣いてる......?」
夜の廃墟に、再び光と音が爆ぜる――。
次回――
イルの心が揺れる中、シスとメネはさらなる進化を遂げる。
戦闘の果てに、“禁忌の名前”が 呼ばれる。




