第30話『スカウト』
1. 余韻
ERO襲撃の翌日。
学園は修復作業でざわついている。
生徒たちは噂していた。
生徒A:「昨日の奴ら.......兵士だったよな?」
生徒B:「それに.......あの銀髪の女の子?なのか.......」
生徒C:「カイルの名前呼んでたぞ.......どういうことだ?」
カイルは人目を避けて屋上で首飾りを握る。
カイル:《イル........あいつ一体、何者なんだ》
2. 招集
夕方、ライル先生から呼び出し。
部屋にはカイル、ラミエル、エリック、ナイルの4人。
ライル:「昨夜の件.......上から正式な連絡があった」
机に置かれる、一通の封筒。
ライル:「送り主は“異星保護組織(DSO)”。トップ直々の書状だ」
3. スカウト
カイルが封を切り、手紙を読み上げる。
手紙:
「魔獣とEROの襲撃を退けた君たちの実力を確認した。
我々は、この世界を守護するため の組織――DSO。
混血児の力を持つ者こそ、この世界に必要だ。よければ正式に仲間として来てほしい。
だが強制はしない。答えは君たち次第だ」
ラミエル:「......正式に.......スカウト......!」
エリック:「マジかよ。DSOって、世界の守護者組織だろ?」
ナイル:「断る理由ねぇだろ」
ライルは真剣な顔で言う。
ライル:「だが、決して軽い道ではない。命を賭ける戦いが待っている。よく考えろ」
4. それぞれの想い
夜、4人は寮で話し合う。
エリック:「俺は行くぜ。炎の力..........もっと上で燃やしてみてぇ」
ナイル:「オレもだな。昨日の魔獣.........あの程度でビビってたら守護者なんて名乗れねぇ」
ラミエル:「.......私は、カイルと一緒に行く」
カイル:「..........え?」
ラミエル:「昨日、カイルが守ってくれた。だから今度は私が、カイルの隣で戦いたいの」
カイルは少し沈黙してから――
カイル:「..........俺も行く。昨日、EROの兵士が言った。俺たち混血児が“実験材料”だって。.....そんな連中に負けるわけにはいかない」
「「……決まりだな!」」
5. 謎の観測者
その夜。
月明かりの下で、イルが屋根の上に座っている。
イル:「.........やはり、彼はDSOに行くのですね」
???:「予定通りです。彼を導くのです。お前の存在理由を忘れぬように.....」
イル:「.......はい。私は.........彼を守るために生まれた」
イルが誰かに通信している。
6. 出発
翌朝。
ライル先生に見送られ、4人は学園を後にする。
ライル:「……お前たちは、もう“生徒”ではない。これからは“守護者”として誇りを持て」
「「はい!」」
馬車に乗り込み、遠ざかる学園を見つめる。
カイルは首飾りをぎゅっと握る。
カイル:《師匠......母さん......父さん........俺は、ここから始めるよ....》
次回――
DSO本部へ向かうカイルたち。
物語は、錬金惑星編へ!!!!!!




