第25話『仲間との絆』
1. 英雄視されるカイル
翌朝。
校舎に入ると、周囲の生徒たちがカイルを見てひそひそ話している。
生徒A:「昨日の……見たか?魔獣を倒したやつ」
生徒B:「混血児のくせに……いや、混血児だからなのか……」
生徒C:「すげぇ技だったよな……あんなの、どうやって……」
カイル:《……やっぱり、見られてたか》
ラミエルが笑顔で肩を叩く。
ラミエル:「いいじゃん、カイル!みんな見直してるよ!」
カイル:「……でも“混血児”って言葉は消えてない」
ラミエル:「だからこそ、証明しよ。混血児でも、こんなに戦えるって」
2. 先生からの呼び出し
ライルの部屋。
ライル:「昨日はよくやったな。だが……ひとつだけ言っておく」
カイル:「……なんですか」
ライル:「あの魔獣じゃない....“実験体”だ。つまり、人為的に作られた存在だ」
カイル:「やっぱり……」
ライル:「お前の力は確かに危険だ。だが同時に、これから必要になるかもしれない」
カイル:「……俺に、何ができるんですか」
ライル:「仲間と共に強くなれ。それだけだ」
3. 仲間との距離
放課後。
エリックがやってきて、バツが悪そうに頭をかく。
エリック:「……よ、昨日は助かった。礼は言っとく」
カイル:「珍しいな、お前から礼を言うなんて」
エリック:「うるせぇ!勘違いすんな!」
ナイル:「俺も一応……あの技、悪くなかった。雷と合わせたら、もっと面白いことできるかもな」
カイル:「……ナイル、お前……」
ナイル:「調子に乗るなよ。まだライバルだ」
ラミエルはにっこり。
ラミエル:「ほらね、少しずつわかってきたでしょ?カイルはもう、一人じゃないんだよ」
4. 小さな試験
その夜、寮で。
全員に「チーム演習試験」が告げられる。
次の任務は模擬戦ではなく、“実際の魔獣討伐演習”。
エリック:「実戦か……!」
ナイル:「いいじゃねぇか。これで昨日の再現ができる」
ラミエル:「私たち、いいチームになれるかも!」
カイルは少し笑う。
カイル:「……そうだな。やってみよう」
5. 影の予兆
その頃。
どこかの研究所。
???:「No.8が破壊された……?フッ、だが構わん。No.9の準備は整っている」
???:「あの少年……“混血児”の力……やはり放置はできんな」
次回――
カイルたちは正式に“仲間”として動き始める。だが、その裏で進む恐るべき計画とは――。




