第24話『学園を脅かす影』
1. 不穏な気配
校庭。夕暮れ。
生徒たちは訓練を終え、解散していく。
ラミエル:「今日も疲れたね...」
カイル:「お前、授業中に寝てただろ?笑」
ラミエル:「うっ.......ばれてた?」
ふたりがじゃれ話していると――
轟音。
校門の外から、黒い霧のようなものが迫ってくる。
エリック:「……おい、見ろ」
ナイル:「魔獣.......?いや、あれは――」
影から現れたのは、歪んだ体を持つ“魔獣”。
首元には、No.8と書かれている。
ラミエル:「No.8?.....実験体?」
普通の魔獣とは違い、金属のような体と、刻印が体中に浮かび上がっていた。
カイル:《.....ただの魔獣じゃない....誰かに作られた....?》
2. 初めての実戦
教師ライルが駆けつける。
ライル:「生徒たちは下がれ!危険だ!」
だが、実験魔獣は真っ直ぐ校舎へ突っ込もうとする。
カイル:「先生!このままじゃ間に合わない!」
ラミエル:「私たちで足止めする!」
ライルは一瞬迷うが――
ライル:「.....よし、持ちこたえろ!援軍を呼んでくる!」
四人は立ちふさがる。
3. 共闘
「ガ...カァアァ!!」
魔獣が咆哮し、黒い炎を吐く。
全員、コーデックスを開く。
エリック:「俺が前だ!――炎DNA.......炎羅破掌!!」
紅蓮の炎が竜の形を成し、黒炎とぶつかり合う。
ナイル:「隙を作る!――雷DNA........雷瞬!」
雷を纏った狼が魔獣に突撃する。
だが、魔獣は一撃で吹き飛ばす。
ラミエル:「カイル!今だよ!」
カイル:「あぁ!」
二人は同時に叫ぶ。
「精霊融合――スピリット・アイス!」
「精霊融合――スピリット・ウインド!」
カイル:「ラミエル!!合せ技だ!!」
カイルが叫ぶと同時に、二人のコーデックスに新たな技が刻まれる。
ラミエル:「わかった!!!行くよ!!」
二人が叫ぶ。
カイル:「水+........」
ラミエル:「風DNA!!」
カイル&ラミエル:「異系統二重詠唱.......氷河期!!」
氷の槍と風の刃が絡み合い、“氷刃の竜巻”となって魔獣を包み込む。
4. 危機と覚醒
「ガ.....ァ....グアァカァ!!!」
魔獣は体を凍らされながらも暴れ、ラミエルに爪を振り下ろす。
カイル:「ラミエル!!」
反射的にカイルが飛び込み、氷壁を展開。
だが壁は砕かれ、カイルは弾き飛ばされる。
ラミエル:「カイルっ!!」
魔獣は、ラミエルをそっぽむけて、カイルに飛びかかる。
「ガァ....イィル....抹殺」
カイル:《は.....俺.....?.....》
その瞬間.........
キィィィン
エリック:「あっぶねぇな!!大丈夫か!?」
カイル:「なんで....」
エリック:「仲間だからに決まってだろ!!」
ナイル:「カイル!!やっちまえ!!」
カイルは少し戸惑いつつも、反撃にでる。
カイル:「あぁ!!....ファイア...やるぞ..」
すると、ファイアが出てくる。
ファイア:「キタキタキタ!!やってやるよ!!」
カイル:「モードチェンジ.....スピリット・アイス+スピリット・ファイア!!!」
水と炎が交差するとき....新たな力が生まれる。
「ア...ア...ガァ!!」
カイル:「水+火DNA........異系統二重詠唱....水斬烈火!!」
水のように鋭く、炎のように燃える一撃が魔獣に直撃。
「ナ....ァ....ガァ...」
魔獣はそのまま砕け散り、黒い霧となって消滅する。
5. 戦いの後
ライルと教師たちが戻ってくる。
ライル:「.....君たち、本当にやったのか」
ラミエル:「えへへ.....ちょっと危なかったけど」
エリック:「ちょっとどころじゃねぇだろ!」
ナイル:「でも...本当にすごかった....混血児」
カイル:「.....協力しなきゃ、勝てなかった」
その夜。
カイルは一人で考える。
カイル:《あれは……ただの魔獣じゃなかった。あんな存在を作り出すのは――》
ファイア:「主...本当に...あの時..俺を使ってよかったのか?」
カイル:「あそこで使ってなかったら....たぶん...死んでた....」
カイルは首飾りを握りしめる。
カイル:「だからこそ.....必ず、強くなってみせる」
次回――
一時の平穏と、深まる友情。そして忍び寄る影。




