第20話『新たな舞台へ』
学園編始動!!!!
1. 出発
カイル(16歳)。
「――あの儀式から、10年....特になにも起こらず……転生する前、俺がどんな場所で、ど んなふうに、どんなやつと暮らしていたのか……なぜ転生したのか……全部わからないままだ。」
カイルは、首元の四つ葉のクローバーの首飾りを握りしめる。
カイル:「 ……はぁ。師匠、元気にしてるかな..」
すると下から声が聞こえる。
母さん:「カイル!起きなさい!!」
カイル:「うん!!」
カイルが下に降りると、父さんがネクタイをきれいにしてくれる。
父さん:「いよいよ....高校生か...早いなー」
父さんは、涙目になる。
カイル:「ちょ....泣かないでよ...」
母さん:「泣くわよ.....寮でも..元気でね..」
カイル:「うん!....じゃあ...行ってきます!!」
母さん:「行ってらっしゃい!!」
カイルが、家を後にすると、
父さん:「カイル!!!!」
カイルは、振り返る。
父さん:「連絡!!......しろよ!!」
カイル:「はい!!!」
2. 入学式
特殊高校の門をくぐるカイル。
そこには、様々なDNAを持つ生徒たちの姿があった。
火を纏う生徒。
雷を弾く生徒。
風で浮遊する生徒。
カイル:「やっぱり……ここは、“力の世界”なんだな」
校長:「君たちは、次代の守護者であり、未来を担う者たちだ――」
3. 新たな出会い
式後の校庭。
カイルは荷物を持って歩いていると、突風に吹かれる。
「きゃっ!」
振り返ると、一人の少女が風に乗ってふわりと着地した。
???:「あ、ごめんなさい!風が少し暴走しちゃって……」
カイル:「いや、大丈夫。……君、風DNAか?」
???:「うん!スピリット・ウインドと一緒にね」
カイル:《……精霊契約者か。》
ふっと、二人の間に風が吹く。
???:「あ!!そうだ!あなた...名前は?」
カイル:「俺は、カイル。カイル・アストレイア」
???:「あなたがカイル!?よろしく!!」
カイル:「え...........」
???:「どうしたの?」
カイル:「いや....俺のこと..なんて言われている知らないの?」
???:「知ってるよ...混血児...でしょ?」
カイル:「そうだよ!!...なんで...」
???:「混血児とか関係ないから....私は、ラミエル。ラミエル・アルスイット」
カイル:「....よろしく....ラミエル」
ラミエル:「うん!!」
4. ライバル登場
そこに割り込んできた二人。
エリック・ベズライア(炎DNA・ファイア・ドラゴン)
ナイル・ロラリック(雷DNA・雷狼)
ラミエルは、小声で言う。
ラミエル:「うわ.....エリックとナイル....ふたりとも強いんだよね.....」
エリック:「おいおい、入学早々いい雰囲気じゃねぇか?」
ナイル:「混血児のくせに、女の子ナンパかよ」
カイルの目が細まる。
カイル:《……あぁ、やっぱり“混血児”って言葉は消えてないか》
5. 寮でのひととき
夜、寮の部屋。
カイル:「……新しい場所、新しい仲間……そして、敵か」
アイス:「主、楽しそうじゃん」
カイル:「楽しそうに見えるか?」
アイス:「見えるよ。だって、ここからまた冒険が始まるんでしょ?」
カイルは少し笑う。
カイル:「……そうだな」
ファイア:「俺も楽しみだ!!」
カイル:「お前はダメだ。」
ファイア:「な...なんでだ!?」
カイル:「混血児ということはなるべく隠しておきたい...だから、ファイアをあまり使わない。」
ファイア:「わかったよ....たまには...使ってくれよ...」
カイル:「あぁ......」
次回――
入学早々、波乱の予感。
カイルは、どう乗り越えるのか!?




