第19話『師匠との別れ』
1. 修行の最終日
カイル(6歳)、エリナ(8歳)と最後の模擬戦。
カイル:「精霊融合 モード スピリット・アイス」
以前は1分も持たなかった融合が、今は数分は持続できる。
エリナ:「……やるじゃない。最初の頃のあなたとは別人みたいね」
カイル:「へっ……まだまだだよ。俺は、もっと強くならなきゃいけない気がするから......」
2. 師弟の絆
戦いのあと、エリナがふっと笑う。
エリナ:「契約は今日で終わり。もう、あなたは一人前よ」
カイル:「そんな……俺、まだ教えてほしいことが……」
エリナ:「ダメ。いつまでも子どものままじゃいられない。ここからは、自分の足で進むの」
3. 別れの言葉
エリナは小さな袋をカイルに渡す。
エリナ:「はい....これあげる...」
カイル:「ありがと!!....ってこれになに?」
中には、四つ葉のクローバーの形をした首飾りらしきものが入っていた。
エリナ:「プ...プレゼント…あなた今日誕生日でしょ?……」
カイル:「知ってたの!?」
エリナ:「まぁね....それに...ここまでこれたご褒美だよ....よく出来ました...」
エリナは、カイルの頭を撫でる。
カイル:「……師匠……」
エリナ:「つけてみて....」
カイルは、首飾りを身にまとう。
カイル:「ど.....どう?」
エリナ:「案外....似合うじゃない..」
カイル:「案外ってなんだよ笑」
エリナ:「カイル.....約束して....」
カイル:「ん?」
エリナ:「次に会うときは、“弟子と師匠”じゃなくて、“仲間”として会いましょう」
カイルはぐっと涙をこらえ、深く頭を下げる。
カイル:「……はい!必ず、仲間として!」
母さん:「本当に...ありがとうエリナ.....あなたのお陰で...この子がもう一歩大人に近づいた 気がする...」
エリナ:「いえいえ....これが...師匠の仕事ですから」
エリナ:「では...またどこかで..」
4. 旅立ち
夕暮れ、エリナが馬車に乗り、カイルたちは手を振る。
カイル:《本当に....本当に...エリナには救われた....今度...もし..会えたら...恩返しがしたい な...》
こうして俺は、師匠と別れた。
……あの儀式から始まった日々。
悔しさも、涙も、笑顔 も、全部が俺を強くした。
次に進むために……俺は、歩き出す。
次回――
そして10年後。
カイルは、新たな舞台に立つ。




