第17話『新たな力』
1. 深夜の挑戦
月明かりの下、カイルが地面に立つ。
呼吸を整え、氷と炎を同時に手に宿す。
カイル:「完全同化はすげぇけど……燃費が悪すぎる……。これじゃ長期戦に耐えられ ねぇ」
アイス:「主……また無茶をする気?」
ファイア:「悪くねぇな。全力がダメなら……工夫してみろ」
カイルは両手を組み合わせ、意識を一点に集中。
炎と氷が背中に集まり、紋様のような光を描き出す。
2. 新たなる形
紋様が肩から背に浮かび、そこから炎と氷の腕が伸びる。
半透明の「霊装」のような姿。
カイル:「……これだ……! 全身を燃やさずに、必要な場所に力を流す……」
氷の腕で岩を砕き、炎の掌で草を焦がす。
威力は控えめだが、消耗は抑えられている。
カイル:「……よし。これなら……長く戦える」
3. 名付け
汗を拭きながら、カイルは小声で呟く。
カイル:「名前は....“精霊融合・甲式”……だ!!」
アイス:「主、自分で技を生み出すなんて…!」
ファイア:「フッ……やっぱりとんでもねぇガキだ!」
4. 不意の目撃者
背後から小さな声。
エリナ:「……カイル?」
驚いて振り返ると、エリナが眠そうな顔で立っていた。
しかしその目は、確かに光景を見ていた。
エリナ:「今の……あなたの力……?」
カイル:「....明日の朝言おうと思ったけど.....気づかれたからには言わないとね.....」
カイル:「これは.....俺が....俺自身が編み出した技.....」
エリナが目を細める。
エリナ:「あなた……やっぱりすごいわね....」
5. それでも前へ
気まずい沈黙のあと、エリナが一歩近づく。
エリナ:「でも……その力、私は嫌いじゃない」
カイル:「……!」
エリナ:「だから……もっと見せて。私が見届けてあげる」
カイルの心に、温かい火が灯る。
カイル:《こいつには......いつかちゃんと話さねぇとな……》
次回――
両親から精霊を正式に受け継ぐ儀式が始まる!?
あれ.....前の儀式はいったい......。




