表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/50

第13話『師匠の本気』

1. 修行戦の提案

エリナ:「カイル。昨日の融合、ほんの数秒だったけど……ちゃんと制御できてたわね」

カイル:「うん……でも、まだ実戦じゃ無理...」

エリナ:「だから、実戦で試すのよ」

カイル:「え?」

エリナ:「私と戦いなさい」

アイス:「えぇ!?いきなり!?」

ファイア:「いいじゃねぇか。実戦でしか得られねぇもんもある」

2. 雷の開幕

修行場に立つ二人。

エリナが指を鳴らすと、空気がピリつき、雷の気配が広がる。

エリナ:「やるわよ....サンダー...」

サンダー:「おう!!」

エリナ:「――精霊融合スピリット・ドライブモード スピリット・サンダー!」

周囲に稲光が走り、髪が揺れる。

カイル:「うぉ……これが本気……!」

3. 初撃

エリナが瞬時に間合いを詰める。

エリナ:「雷DNA――ライトニング・ブレイク!」

雷を纏った刃がカイルを斬り裂く寸前。

カイル:「っ……水DNA、氷壁!」

氷の盾を張るが、雷が貫通。

カイル:「ぐっ……!」

アイス:「主、危ない!」

4. 融合発動

カイルが両手を握りしめる。

カイル:「まだだ……俺は……ここで止まる気はねぇ!!」

カイル:「精霊融合スピリット・ドライブ モード スピリット・アイス+スピリット・ファイア!」

体が蒼白い炎に包まれ、瞳が赤と蒼に光る。

エリナ:「……っ!?」

ファイア:「行けぇ!!」

アイス:「集中して!」

5. 一進一退

融合状態で氷炎の剣を作り出すカイル。

カイル:「行くぞおおおッ!!」

エリナ:「受けて立つわ!」

エリナ:「雷DNA.....雷槍らいそう!!!」

カイル:「水+火DNA.....異系統二重詠唱...氷炎斬ひょうえんざん!!」

斬撃と雷撃がぶつかり合い、爆音が響く。

キィィィィィィィン!!

互角に渡り合うが、融合の時間は刻一刻と減っていく

カイル:《……やっぱり長くは持たねぇ……でも……あと一撃!》

6. 限界と倒れ込み

カイルが氷牙で迎え撃つ。

カイル:「水DNA.......氷柱落とし!!!」

エリナも負けじと反撃。

エリナ:「やるね!!....雷DNA.......雷釘らいてい!!!」

エリナの雷の釘とぶつかり、衝撃波が広がる。

その瞬間――カイルの融合が解ける。

カイル:「っ……ぐ……!」

膝をつき、息を荒げる。

エリナ:「ここまで……やるなんて……」

カイル:「はぁ……はぁ……まだ……勝ってねぇ……」

エリナ:「十分よ。少なくとも“本気の私”に、ここまで食らいついたのは初めて」

7. 修行後

倒れたカイルにエリナがタオルを渡す。

エリナ:「……強くなりたい理由、教えてくれない?」

カイル:「……それは……」

カイル:「……なんとなく....守らないといけないものがあるって思ってる....」

エリナ:「……なにそれ」

カイル:「こっちの...事情だよ....」

8. 夜の余韻

母も父も寝た頃。

星を見上げるカイル。

カイル:「まだ……全然足りねぇな」

アイス:「でも、確実に前進してるよ」

ファイア:「次はもっと長く持たせろ。それが課題だ」

カイル:「ああ……次は絶対、制御してみせる」

次回――

カイルの中で、少しずつ“炎と氷の本当の調和”が形を取り始める!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ