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目
一部修正してます。
掘り炬燵って椅子に座っているように座れるから楽なんだけど、寝っ転がる事が出来ないんだよね。
仕方が無いから掘り炬燵の底に後ろ向きに正座するというか、お尻を突きだすような格好で潜り込んている。
家族は皆んな旅館の近くにある神社に初詣に行った。
私も誘われたんだけど「寒いから行かない」って言って断わる。
それで今部屋に1人でいて掘り炬燵の中で漫画を読んでいるんだけど、なんかさっきから誰かに見られているような気がするんだ。
部屋の中を見渡し、念のため掘り炬燵の布団を捲り中を覗き込む。
「ヒィ!」
掘り炬燵の底から私のお尻を見つめる目と目があった。




