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気づき
翌日、私は確かめたいことがあり、図書館のある街へ出向いた。
昨日の村人たちの反応。あまりにも不自然だ。
村人全員が、いきなり特定の人物を疎むようになるなんて…。
しかもその感情に根拠は無いらしい。
何かが起きてることは間違いないが、その何かに対する情報が無さ過ぎて検討することも出来ない。
そこで私は情報を集めるために図書館へ来たのだが…。
やはり何の情報も得ることは出来なかった。
ガックリと肩を落とし帰る途中、女性の大きな声が聞こえた。
どうやら何か物を盗られたらしい。
犯人と思しき人物を見つけたが距離がある。
見過ごす訳にもいかないので、私は風を操って犯人の自由を奪い、女性の荷物を取り返した。
犯人は「化け物」と言い、慌てながら走り去っていく。
ここまでは まぁ理解できたのだが、取り返した荷物を女性の元へ届けると、女性は奪うように荷物を取り、無言のまま早足で去っていった。
さらに周囲を見渡すと、他の人達の視線からも、敵意を感じる様になっていた。
おそらく勘違いでは無いだろう。
面倒に巻き込まれる前に、この場を立ち去る事にした。




