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魔王と魔王 (仮)  作者: くろりす
プロローグ はじまりの少年編
3/19

離別

ひとまず、森の洞窟で野営をする。

昔からここで寝泊まりすることがあったので、必要最低限の準備は出来ている。

しかし村人たちはここを知らないだろうからちょうどよい。

今日はもう遅いので、そのまま眠ることにした。


次の日、母の言葉を疑う訳では無いが、イマイチ受け止めきれなかった私は、遠くから村の様子を観察してみる事にした。

村へ向かう前に、母が食べ物を渡してくれていたことを思い出し、袋を探ると、大量の金貨が入っていた。


こんなお金どこから?疑問を抱きつつも、考えても仕方ないと食事を済ませる。



村の近くまで来ると、村を一望できる高台から村を観察する。

しかしそこにあったのは、いつもと変わらない穏やかな村の光景。

「なんだ、みんな普通じゃないか」そう思ったのも束の間

なにやら村人たちが慌ただしくなる。


何があったんだ?


村人を追い、騒ぎの渦中を調べると

我が家であった。


一体何があったのか?近づき話に聞き耳を立てる。

そこで聞こえてきた話は、、、母の訃報であった。


事情を聴きたい気持ちで一杯であったが、ここで姿を現しては母の行動の意味が無くなる。

気持ちを抑え、何とか母の姿だけでも見れないかと探っていると、私の事であろう話をしている村人が…。

内容は「化け物」、「気持ち悪い」、「殺しておくべきだった」等々と、核心的な話を聞けた。


その後も母の死をこの目で確認したく様子をうかがっていたが、最後まで確認することは出来なかった。


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