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シンデレラはアイドル

作者: 星宮星雅
掲載日:2020/01/18

はいシリーズ化です。

不定期更新で彼女達の話を書いて行こうと思います。



シンデレラは夢を見ました

魔法使いの助けを借りて、王子様と結婚する夢

それはとっても素敵で、キラキラしていて

…けれどシンデレラには足りませんでした。


シンデレラが目を覚したのはテレビ局の控え室でした。


「起きましたか?シンデレラさん。番組まではもう少しありますから、もうちょっと寝てていいですよ」


女性にそう声をかけたのは女性と同じプロダクションで同じアイドルユニットのメンバーである少女でした。


「大丈夫よ、少女ちゃん。それより台本の確認をしましょう?」


そうしてシンデレラと少女は台本を確認して、番組を収録しました。

番組の終わった後、シンデレラは悩んでいました。

番組の企画で将来の夢について書かなくてはいけないのですが、自分の夢が分からないのです。


「トップアイドルにはもうなったし…お嫁さん?」


シンデレラは頭を振って考え直すことにしました。


「幸せな結婚を捨ててアイドルになったのに、お嫁さんになりたいなんて言えないわ」


シンデレラは魔法使いの助けを受けて王子様と結婚出来る筈だった未来を捨ててアイドルになりました。

そんなシンデレラは自分が結婚して幸せになりたいなんて魔法使いや王子様に申し訳なくって言えなかったのです。


そこでシンデレラは別の夢を考えようと思って、プロダクションの仲間に話しを聞きに行きました。

まずシンデレラは少女に話を聞きに行きました。


「少女ちゃんの夢って何かしら?」

「私はみんなに幸せを沢山貰いました。だから私もみんなに幸せを沢山返してあげたいです。」


シンデレラは少女にお礼を言うと、今度は赤ずきんに話を聞きに行きました。


「赤ずきんちゃんの夢って何かしら?」


「私が笑ったらね?みんなかわいいねって言って笑ってくれるの!だから私ね?ずっとかわいく笑っていたいんだ!」


シンデレラが赤ずきんにお礼を言うと、今度はプロデューサーに話を聞きに行きました。


「プロデューサーさんの夢って何かしら?」

「君たちに幸せがあればそれでいいよ。だから自分の気持ちを閉じ込めるのはやめなさい。私も王子も怒ったりしないよ」


プロデューサーの言葉にシンデレラは驚きました。

プロデューサーが魔法使いだったのはとっても昔の話で、プロデューサーは魔法使いだった頃の話をしないからです。


「魔法使いさんはいっつも私の望みを知ってるのね」

「誰より君の幸せを願っているからね。」


シンデレラは魔法使いにお礼を言うと、自分の夢を考えに行きました。


番組の収録当日、シンデレラは司会者に促されて自分の夢を語りました。


「私は…まだまだアイドルで居たいです。」


語りながら思い出したのは、シンデレラがアイドルになるまでのことでした。


「私は魔法使いさんに助けて貰って幸せになれる筈でした」

楽しいことばっかりじゃありませんでした。

つらくて苦しいことも沢山ありました。


「でも貰うだけ貰って自分だけ幸せになるのは心が苦しくて」


でもシンデレラにとっては全てが大切な日々でした。


「だから私も幸せを誰かにあげたくってアイドルになりました」


そして、これから先の未来もシンデレラにとって大切な日々です。


「でも精一杯頑張って、沢山の人を幸せに出来たら…今度こそ素敵なお嫁さんになりたいです。」


だってシンデレラには大切な人たちが居ますから。


番組の放送後、ファンのみんなは驚きましたがシンデレラの夢を祝福してくれました。

そしてシンデレラは次の仕事の握手会に行きました。


「久しぶり」

その握手会でシンデレラが会ったのは…


「番組見たよ、いつまでも待ってるからね」

シンデレラの大切な人でした。

めでてーなめでてーな

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