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139 顔合わせです!!

「・・・やぁ、ホグワルト。。。君の言う事も最もなんだけど自分達は皇帝陛下の手足となり帝国を支えていかなければならない。個人の武勇も勿論大事なんだけどいずれは騎士団を率いたり騎士団の支援をする事も大事だと思うんだよ。何故このザイル学院にこの会があるか考えてみた方が良いと思わないか?」


と話しかけたフランクにホグワルトと呼ばれた先輩は


「だからこそさ!今の紙の上でも兵は10人死んだ。負傷者も150名でただろう?いや、ディエゴ様の判断が間違っていると言っているわけじゃない。。。兵も皇帝陛下の民!俺らが強くなって敵を全部叩き潰せば良いだけだ。そしたら犠牲も出ないだろう?」


と一瞬アリアを見ながらこう述べる。アリアの殺気だか敵意に気付いたのか。。。彼は相当強いのだろう。そして志も天晴れと思う。と思いながらも自分も彼、ホグワルトと似ているかも知れないと思う。何せ聖国に囚われた奴隷を1人も殺さずに解放しようとしてるしな。。。


「ホグワルト。君ならゴブリン500と上位種30匹を相手取っても1人で勝てるかも知れないけど、相手が聖国の兵や騎士なら1人では裏をかかれたり手薄になる場所も出てくるかも知れない。そう言った事を予想したり考えたりして動くのが指揮官たる自分達の義務だと思うんだよ」


フランク先輩も眼鏡をクイクイする割には熱い。引く気は無いようだ。しかしこれは普通の光景なのかも。。。周りの上級生や護衛達が動いたり離れたりする気配を感じないからだ。面白い!!胸が踊る。俺も今は10歳だがこうやって信念を持って行動する若人は大好きだ!!!


「先輩方!!ちょっと面白い遊び思い付いたんですがしませんか?私と私の護衛達の紹介を兼ねて。。。」


自分が持ちかけた遊びは意外とすんなり受け入れられた。ラキアが “ やるわよ!!” と皇女権限を発動した為である。学院の先生方や護衛達はすっごい嫌そうであったが。遊びは至って簡単で竜化したアビスの額に一撃入れればラキア達の勝ち。加護(スキル)の使用は禁止、魔法は何でもあり。自分とアリア達3人はアビスの護衛である。あとラキア達は三回攻撃を食らったら死亡というルールにした。ラキア達が勝ったらアビスの額に一撃入れた人と大将のラキアには何か良い物あげるよ!と言ったら直ぐに食いついてきた。


この遊びは自分が冒険者組合(フロンティアギルド)で使用した結界からワザと衝撃吸収を省いた構成にしてある。死なないが攻撃の衝撃はもろに受けると言った仕様である。勿論加護無しになるが帝国の未来の幹部性達の実力に興味も出てきた為である。皆んなで一番広い運動場に移動する。生徒が300人程で護衛も300人程居るだろう。600人対5人か!母上やアリアは1人でも楽勝とか言ってたけど一体どうなるのか?!


アビスに変身しないで大気系や物理系以外の魔法を自分めがけて撃つようにお願いする。自分にぶつかると同時に上空に広がる魔法にマニエラ先輩が大はしゃぎをしている。。。大人しく見えたがあぁいう性格なのか。。。武器は流石に木剣にした。木剣で打ち込んでもらい衝撃はあるがダメージは入らない事をみんなに見せる。そして学院にいる騎士達に今から起こることは演習である事を学院長とラキアを通して伝えた。ワクワクするぜ!!


機動要塞改(サードアイ)に命じて遮蔽物をアビスの手前30メートルまで程よく作る。1つの遮蔽物に15人ほど隠れられるぐらいにした。遮蔽物にも魔法で時を止めて不壊にしてある。運動場ちょっと真ん中寄りに小高い丘を作りそこでアビスに竜化をする様に頼む。真ん中によりはちょっとサービスしすぎたかも知れないが機動要塞改(サードアイ)電磁砲(レールガン)を撃てば最終ラインは守れると判断した。タニヤとティファニーはあまり乗り気でなかったがハイ・エルフの力を見せておく事の重要性と学校が終わったら一緒にお風呂の入ろうと言う条件で納得してくれた。アリアは木のメイスをブンブンしている。



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