135 朝食
俺がアリアに素直に連行されたのには訳があった。助平心もあったがゴーレムやドールの素材のためだ!母上やアリアは恐らくバンパイヤ種でも最高位だろう。アリアの毛とか愛液を採取しようと思い立ったのだ。ちょっと母上のは嫌だと言うより無理だ。。。アリアの愛液は明け方近くまででかなりの量をゲットできている。だがもう少し欲しい。アリアは濡れやすい体質のようだ。
隣で寝ているアリアの寝息が落ち着くまで軽く仮眠をとる。俺は出すものを出してないから元気いっぱいである。アリアの呼吸が一定になったのを見計らってアリアの口元に首筋を近づける。アリアは幸せそうに首をしばらくペロペロ舐めていたがカプッと吸血を始める。フハハハハ!吸うがいい。またエッチな気分になるのだ!!
ハッと目を覚ましたアリアが自分の首元からユックリと離れる。アリアの眼は混乱しているように見える。
「何で、、、何で僕。。。」
とか言っているが自分がゆっくりとアリアの胸やお腹を触り出すと甘い声が出てくる。アリアは自分を見ながら
「ディー君。。。僕これ以上したらおかしくなっちゃう。。。だけどまた血を吸っちゃったから。。。」
と顔を歪める。ニッコリとアリアに笑いかけながら
「アリアの気持ち良いところは昨夜教えて貰ったからゆっくりとゆっくりと気持ちよくさせてあげるね!」
といった自分をアリアは欲望と期待そして少しの恐怖の入り混じった顔で見つめていた。アリアはやっぱりドMだなぁ、母上のメイドとか率先してするぐらいだもん、絶対そうだと思ってたけど!などと思いながらアリアをゆっくりと追い詰めていったのであった。
完徹では無いが2日目である。欠伸を堪えながら広間に出るとみんながいた。アビスとイルアラエ姫は普通に見えるがタニヤとティファニーの顔は真っ赤である。心なしか座りながらも脚をモジモジ擦り合わせて眼も心なしか潤んでいる。あぁ。。。アリアの嬌声が丸聞こえだったのか!まぁ悪い事をしているわけでは無いから放っておく。
今日は9時から初等部から最高年部のみんなが顔合わせをする日なのだ。顔合わせをしておいた方が後々トラブルも起きにくいだろうからこのイベントは参加したいのだ。
「収納から勝手にご飯とっても良かったのに!ご飯食べよう!」
と広間のテーブルにアームのご飯を並べていく。自分たちは大皿を何個か並べて好きな物を食べるというスタイルになっている。今日はアスパラガスとオークの炒め物、茹でたブロッコリーに生の葉物と塩気の強い魚の身が混ざったサラダ、森イノシシのサイコロステーキ、貝類がメインのリゾットを出した。何かリクエストがあればそれを出すが滅多にない。
イルアラエ姫にも声をかけるがあんまり気乗りした返事がこない。。。あぁそうだった。生命力とか精が食事だったな。。。
「公式の場以外ではイルアラエって呼んでも良い?イルアラエは食事は別だったね。自分の生命力吸ってもいいよ!まだ精は出ないからね!後で絶対にお返しは貰うからね!アリアに色々アドバイスしてくれた事とかも含めて」
とタニヤ達に見えないように ‘ アリア汁 ’ と書かれたアリアの愛液が入った瓶を笑顔で見せる。
「えぇ!望むところですわ!」
「どうやったら吸えるの?」
と聞くとキスで良いと直ぐに返事がくる。イルアラエの隣にいき彼女の膝上にまたがる様に座る。そしてキスを始める。2分程ディープなキスをしているとイルアラエが両手で自分を押しのけるようにする。
「もうお腹一杯になったの?まだ大丈夫だよ?」
と言った自分をイルアラエは少し視線を泳がせながら
「朝は少しで大丈夫です」
と短い返事が来る。さっき超ニコニコ笑顔で ‘ 望むところですわ! ’ と言ったイルアラエを思い返しながら地球の連続逝きとか泣いても逝かせない寸止め地獄の実験台にちょうど良いのが見つかった!!と内心期待に胸を膨らませる。
イルアラエとキス(食事)が終わった自分がタニヤとティファニーを見ると真っ赤な顔のまま自分から彼女達は視線を逸らしたのであった。目をそらしながらタニヤが
「そ、そう言えばアリア姉様はどうしたの?ディー」
と聞いてきたので
「アリアは腰が抜けて動けないし気絶してるから寝かせておいてあげようよ」
と返事をするとタニヤとティファニーは ‘ ゴクリ、、。 ’ と喉をならすと不自然な笑顔で食事を再開したのだ。アビスはずっとサイコロステーキを食べていた。