126 サキュバス対策を探しにいく
皇母を帝国南州に送り皇帝を皇居に送り届け元奴隷の女性達は未だに深い眠りについていると聞いた自分は明日の夜、クリスの身内は引き受けると話をして学院の寮にタニヤとティファニーと戻ったのだった。面倒だったために自分の部屋に直接移動する。
タニヤとティファニーは鎧を嬉しそうに脱いでいる。
「お姉ちゃん達鎧重かった?ありがとう」
と言うとタニヤが
「皮鎧より重いけどわたし達は結界の警備で野宿とかするからこういうのは平気なのよ!だから心配しなくても大丈夫よ!」
と言ってくれる。ティファニーも
「ディー、大丈夫なの。移動も無いし精霊森林を駆け回るより全然楽なの!」
と言ってくれる。そんな二人の鎧を外すのを手伝う。鎧の内側には上位悪魔の皮で何かよく分からないふかふかしたものが埋め込まれており鎧下とかは着込まなくても良いようになっている。鎧を外し終わった二人の肩と二の腕を揉み揉みして感謝の気持ちを表す。揉み揉みする自分も楽しいので問題ない。アリア達は?と思い見てみると流石にお茶会は終わり晩餐を食べている。アビスはステーキメインで他の五人は軽めの物を食べている。まだ時間かかりそうだしアリアが居るから勝手に影移動で帰ってくるだろう!
タニヤとティファニーにちょっとダンジョンに行くけど一緒にくる?と聞くと二人でお茶会をするから大丈夫!と返事があった。二人もお茶好きだなーとちょっと寂しい気持ちもするがダンジョンにはサキュバスの生態を調べに行くのだ。一人の方が集中できる!タニヤとティファニーに
「「用が済んだら直ぐに帰ってくるの!(のよ!」」
と念を押されて自分はダンジョンコアのある最深部に移動したのだった。
最深部は相変わらず金銀財宝で埋め尽くされている。よーくみると確かにアビスのウロコがチラホラ落ちている。。。大きいやつは直径40センチ以上あるな。。。大きいウロコを100枚程収納しておく。ダンジョンコアはやはり一際目立つ存在だ。白、黒、黄金、青、緑色のオーラっぽいのが入れ替わりながらコアから溢れている。ダンジョンコアに触れながらサキュバスについて知りたいと考えると
サキュバス(闇系統)
ナイトメアサキュバス 100000DP
サキュバスクィーン 30000DP
サキュバスプリンセス 6500DP
サキュバス 300DP
と出て来る。確かイルアラエ姫がサキュバスで母親がサキュバス姫、、、って事はサキュバスプリンセスか。サキュバスプリンセスを知りたいと念じると
サキュバスプリンセス
サキュバスクィーンの幼体。サキュバス達を支配出来る。物理攻撃耐性に難あり。聖なる攻撃にも弱い。サキュバスより物理抵抗、魔力、魔眼等の能力がアップ。サキュバスと同じく食事は男性の精や生命力。性格は悪魔系にしては温厚だが狙った獲物には執着する。
おぉぅぅ。。。獲物に執着するのか。。。なんて面倒な。。。サキュバス見てみるか。。。
サキュバス
闇に連なる悪魔の眷属。獲物の男性の好みの女性に化けて誘い精や生命力を吸い取り無力化、若しくは死亡させる。その行為は食事、快楽、愉しみを兼ねている。性格は悪魔系にしては温厚であるが一度狙った獲物には執着する。物理攻撃に弱い。
サキュバスクィーンとナイトメアサキュバスを見るのはやめた。。。イルアラエ姫とその姉妹、母親って仲間のはずなんだが男として非常にやりにくい種族と感じた。ドMには最高の種族かもしれないが。。。Sの俺にはちょいと相性が悪い気がする。弱点が物理攻撃とか聖属性って殺すならともかく躾けるには非常に困る、、、気がする。まぁいい。。。いざとなったら縛り付けて調教してやる。。。うへへへへへ!!!
それはそうと今日はもう一個目的があったのだ。21万人以上の人間を食わせる手段としてゴーレムは良さそうだ!ダンジョンコアに触れながらゴーレムについて知りたいと念じるのだった。