103 探索結果
大河を防御の一部として利用していた聖都を思い出す。いざとなれば大河から逃げる事も考えているに違いない。あれ程の都を一代で築き上げることは不可能だろう。誰があの巨大都市を計画したか分からないがあれは奴隷首輪の労力をあてに造られたものに違いはないし大河を利用しているのにもきっと理由があるのだ。
ダンジョンの魔獣系統にクラーケンやセイレーン達がいたのを思い出し自然と笑いがこみ上げてくる。あの聖都の防御は大きな間違いを起こした。まさか大河側から軍勢が来るとは思わないに違いない。
悪代官と悪巧みをしている越後屋みたいな顔になるのがわかる。そちも悪よのぅ!とか突っ込まれたいが生憎と誰も分かってくれないだろう。早く魔法石に地球の動画を記憶させてアリア達と観なければ!!桜の同調によるネットアクセスは有料サイトにも有効なのだ。決して違法DLでは無い。ある程度観てもらわないとアリア達には何の事か分からないだろうが。。。
それはともかく機動要塞改の探索が聖国、王国、帝国で終わったようだ。脳内で地図を組み上げていく。取り敢えずアームを中心とした感じでいいだろう。
アームの周りには荒野が広がり西に行くと大きな湿地帯がある。それを更に西に行くとエルフの村がある世界樹様がいる精霊森林に繋がっている。精霊森林の西南部から北東部までは山々で覆われておりそれはこの大陸の終わりまで続いていた。
湿地帯の中心をずっと降っていくと帝国の北州を横断し帝都に辿り着く。北州の西側にある山脈の麓まで勢力はあるようでその先に飛び出た半島がその西州となっているようだ。帝都の南側も大陸の終わり海岸まで帝国は伸びている。そこが南州であろう。アームを抱く荒野の東端を真下に降りる形で帝国の東州がある。それぞれの区域に大きな城塞都市が一個ずつあり帝都の方角に向けて小さめの衛星都市が何個かある。
荒野の東側から北部分を覆うように王国はあるようだ。王都は意外と聖国の領地の最先端に近い位置に四個の城塞都市と北から南繋がるように北から2番目に配置されている。王都の左上、アームの真北に大きな街もある。
うーん。。。王国の城塞都市は5つしか無い。王都を含めてやっと六個である。が城塞都市アームの荒野との境目に何個か大きめの村がある。しかしこれでよく聖国と戦えていたものだと感心する。
聖国は砦が王国側に4箇所、帝国側に1箇所配備されてその奥、聖都側に4つの城塞都市が見える。聖都を中心として左側に4都市。右側に4都市ある。右側の4都市の間にも三つの砦が設けられている。それより東側に500キロ行かせたが奴隷首輪の反応はなかった為、聖国はまだ東側の征服は出来ていないのだろう。