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102 ダンジョン

ダンジョンの囚われたアビスだったが思わぬ効果を発見する。ダンジョン内にシルビアとアリアが居るとダンジョンポイントというダンジョンの成長に必要な要素がグングン増えていったのだ。ちょっとドヤ顔でアビスが


「私達白竜って生きた幸運のシンボルって言われるぐらいなんだよー!私がダンジョンコアに触っていなかったら城塞都市アームはできなかったんだよー!!最近ハイ・エルフの団体さんも居座っているしウハウハなんだよー!」


と言いアリアにジト目で見られていた。


ダンジョン権限を得た時はハイ・エルフの村に挨拶に行こうとかで全然ダンジョンの事を調べていなかった。色々と出来るのは感覚で分かっていたし一応最高指揮権は自分が持っているがこのダンジョンもアビスの物なのだ。人の物を勝手に弄るような恥ずかしい真似はしないのだ。しかし調べられるのだし調べてみるか!とダンジョンコアにアクセスしながら


「ねぇアビス。ちょっとダンジョン見させてもらってもいい?」


と聞くと


「もうダンジョンはディー君の物だから好きにしても良いよー」


と返事が来る。アクセスすると色々な城型ダンジョン ムーアの情報が入ってくる。現在ダンジョンは128層まであり第一層に水資源フロア、第二層と三層は農耕地、第四層が海資源フロア、五層と六層が蓄養地になっており第七層が鉱山と採石フロアである。第八層にまた海フロアがあるがこれがエルフ一族の為に造られたという大森林リゾート島フロアであろう。朝も早いのに働いている者達やリゾートエリアで寛いでいるエルフ達が分かる。それらの階層には城の広場から転移出来る様になっている。冒険者用の入り口は別である。あとエルフ用のフロアの入り口は城内の一室になっている。


まぁそれは良いのだが地下101階層から120階層も鉱山になっていた。そしてそこでは魔物達が一生懸命に働いていた。ふと思う。。。ここまで光物が好きなアビスは、自分が彼女の物でもあるアームの財宝を使う事に思う所はないのかな?と。


「アビスが財宝大好きなの分かったけど自分が使っても良いの?」


と聞いてみるとニコニコ清楚な顔がキリッと真面目な顔になり


「シルビアから聞いたんだけどコレクションって量だけじゃ駄目みたいなんだよー。質とかレア度とか大事みらいなんだよね!言われてみると世界に一個しかないとか世界で一番大きいっていう財宝を今まで私は一個も持ってないんだよー!!!だからこれからはそういったものを探そうと思ってるんだよー!」


と返事が来た。満足はしてないのか。。。あの量の金銀財宝が有れば一流の職人とか雇い一点物の装飾品とかつくれそうだが。。。あとアビスは絶対にいつか詐欺師に引っかかる。。。気に留めておこう。


さらに調べていく。戦力はダンジョンの知恵ある魔物や魔獣で良いとか言ってたけどどんな感じなのか?前世でよく見た設定だと一つのダンジョンにつき1系統の魔物を作れるはず。ワクワクしながら見ると


闇系統 (アークデーモン、インプ、サキュバス、インキュバス、ガーゴイル、インプ、リッチ、グール、レイス、リビングアーマー、スケルトン、ゾンビ等)


魔獣系統 (マンティコア、ケルベロス、キマイラ、スライム、グリフォン、クラーケン、ワイバーン、セイレーン、アラクネー、コカトリス、、サハギン、メデューサ、小型竜種等)


魔物系統 (オーガ、ゴブリン、コボルト等)


そして新しく解放された種族として


精霊系統 (アウラウネ、4大元素種族、ケット・シー、シルキー等)


自立機械系 (ゴーレム系統)


となっていた。これは、、、もしかしてダンジョンの支配権を持った者の属性がダンジョンに関連すると考えても良いのではないか?精霊系統が増えたのは自分が関係があり、恐らくだがゴーレム系は ’ アビスダンジョン管理用 ‘ と名付けた機動要塞改(サードアイ)を管理者にした事で増えたのでは無いだろうか?







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