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スライムとチート神様

久々の投稿になり申し訳ないです。

最近すごく忙しかったのでかける時間がなくて・・・

次回はモンスター戦です。

やってきました4階層目!!

意気込みは十分、大丈夫だ行けるよ私!

こんな感じで無理にテンションを上げているのには理由がある。


『ランリール様、この4階層ではモンスターを一時的に時を止め足止めすることを教えるよ』


『そして、初心者にうれしい特典!!こちらの階層には2体のモンスターしか出てこないから、優しいイージーモードだね』


エルが笑顔で説明をしてくる。

私の回りを優雅に回りながら説明を続けてくる。


『時を止める方法だけど、スキル《トルム》を習得してね 

このスキルはポイントを4消費しちゃうけどうまく使えれば最悪なことも好転できるよ』


そして、杖を出して私にスキルを与えるため杖を振る。


『時の盟約、我を加護する神々の名により彼の者に力授ける』


杖から光が溢れ私を包んでいく。

杖からの光が収まると身体から何かオーラ的なモノが溢れるが、一瞬で消えてなくなった。

すると少しかわった指輪の装飾品が私の右の小指に嵌められた。

それは数字が書かれた指輪だった。



『この指輪は時を刻む指輪、それが0になると時が動き出すから攻撃は早めにすることをお勧めするよ

それでは、試しに呪文を言ってみてこのときはスキルポイントは減らないから大丈夫だよ』


「えっと、《トルム》」


すると指輪の数字が動きだし40秒になった。

そして時間が進んでいき、10秒に近づくと指輪が点滅し始め0と同時に光が消えた。


『それから注意!!このトルムは決してスキルレベルが上がらないの、だからあなた自身の知略を駆使してね』


そういうとエルは私の頭に乗りサポートモードに突入した。

今回は攻撃を加えることが出来ないので時を止めている間に突破しなければならない。

胸がドキドキと脈打つのがよくわかる。

でも、不安感ではないこれは期待が大きい。

鉄格子と木組みで作られた扉をあけるとそこにはよくRPGでおなじみのスライム(5畳分)が2体ですごくデカいのだ。

階層の広さはスライムの巨体から少し隙間が出来ているぐらい。

モンスターは見つかっても捕まることはないが、ダメージをうけてHPが0になればそこで私は死亡してしまいアイテムなどが没収されてしまう。

スライムを観察するとのそのそと動き回っており、時々飛び跳ねているだけで危険感は今のところない。



「早々に蹴りを付けますか《トルム》」


私は飛び出すと同時に時間を止めて扉まで走り抜ける。

今のスピードでもなんとか行けるだけ時間余裕はある・・・そう思っていたんだけど不運は発動してしまう。


「ふげぇ」


少しの地面の凹みに足を取られ私の進行方向斜め前にいたスライムの体内に入ってしまったのだ。

痛くはないのだが、どうやって私は抜け出したら良いのだろう。

がんばって何度か手を突き出して抜け出そうにも透明のゼリーに反発されて抜けないのだ。

不思議なことに息は苦しくはないしHPが減ってはいない、だけど時間が動き出したらどうなるのだろう。


「そ、そうだあれだよ今まで習ったスキル使えば行けるよ」


試しにすべて使いました。

結果は・・・・・・・・・



「抜けれない」



そして10秒のカウントが始まった。

死んでしまうかもしれない恐怖心が高まっていく。

怖い、怖い・・・死にたくない。


そして指輪の数字が0を刻んだ瞬間、ぎゅっと目を閉じる。

ぶるん、ぶるんと動き始めるスライムだったが、その内部は意外なほど快適で動き出してもHPは削られなかった。



「でも、出れないのはいかがなモノか、どうすれば良いのだろうか」


『じゃあ、君にはこのユニークスキルをあげよう』



えっ?いま何か声が聞こえてきたような

周り(スライム体内で見える分だけ)を見回したが見えない。

もしかしてゲームアップデートに伴った特殊なアンデットモンスター出現とかなの?

そういえば、このスライムなんか時間が止まったように動かないぞ?


『僕はアンデットではないよ、まさか序盤でつまづいてスライム体内こんな展開になると思わなかったから思わず声をかけてしまったよ』


「珍しい事例ですよね」


『だからユニークな君に役立つスキルをあげよう』



そういうと声と同時に光が私の身体を包み、そして目を開けステータス画面でスキルを確認すると《ヴァーリ》を覚えていた。

その効果を見るため選択したのだが???だったがこれは一体なんなのだ。



『《ヴァーリ》はそいつの罪が重いほど効果を現すんだよ、

まぁようは君がダメージを受ければ受けるほどこの効果は高まるし仲間が傷ついてもこの効果範囲になる』


「今使っても意味があるの?それにこれのポイント消費量は?」


『意味はあるよ現段階で君は困っている、それにこのスキルは使用無制限でポイントは消費しない優れもの

初期のチュートリアルでこんな面白いことをしてくれたからね、

ユニークスキルは1人だけしか手に入れられないそんな幸運に君は恵まれたそれだけだよ

そうだ、もう一つ上げるよスキル!!』


また私の身体が光に包まれ、そして目を開けステータス画面でスキルを確認する

見覚えのない《ボヴィーケル》を覚えていた。

その効果を見るため選択したのだがまた???だった。

説明を待つと謎の声はまたスキル説明をしてくれた。

このスキルは何でも看守に見つかっても時間内であれば絶対助かるみたいで、レベルアップするごとに時間が増えていく。

さっきのスキルとあわせたらチートに磨きがかかるではありませんか。



「でもいいんですか、私がこんなにもらってしまって」

『面白い者を見せてもらったからね、それにそろそろこの世界は変革に向かうその導き手には頑張ってもらいたいからね』

「へ? 変革って、それにあなたは誰なのよ今更だけど」



『ふふ、今更名前を聞かれると思わなかったけど、僕はこの世界を創りしもの

レヴィールと呼んでよ では君の物語を見せてもらうよ』



レヴィールの声が聞こえなくなり私は早速唱える



「ヴァーリ!!」


光の槍がスライム内部ちょうど私の周りに現れスライムに突き刺さり、分裂後消滅私は抜け出せた。敵にまた捕まる前に出口まで全力で走り抜け、

私は4階層目をようやくクリアーしたのだ。

そして、このおかげで私はレベルがアップした。


『おめでとうございます。次の5階層めでお待ちしております 

次はいよいよモンスターとの戦闘です心して掛かりましょうね』


エルは一回転して姿を消した。

私は今回手に入れた戦利品を見る。


モンスターと戦う剣、攻撃から身を守るための防具を手に入れた。



Lv5

name ランリール

HP  230

SKP  26

DF  19

PW 20

SP  新たな罪人



そして、私は次の階層へ向かうため、魔方陣を起動する。


「抗う運命を」


そして、私の姿は魔方陣の光で消えていった。


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