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斬る。
斬る。斬る。斬る。斬る。
斬る。斬る。斬る。斬る。斬る。斬る。斬る。
斬って斬って斬りまくる。
そうすることでしか俺は安寧を手にすることはできない。
切断した箇所から鮮血が吹き出る様子。敵が息絶えた瞬間に見せる絶望と憎しみが入り混じった表情。衣ににこびりついた返り血。相手の肉と骨を切り裂く感覚。
そのどれもが甘美で素晴らしい。俺が生きる上での最高のスパイスだ。
これだから、止められない。
でも。
時々思うことがある。
一体誰が俺を殺してくれるんだろう。
一体どれだけ殺し続ければ、俺は殺されるんだろう。
分からないけど、誰でもいいからさ。
俺を殺してくれ。