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D#Black  作者: 石野浴衣
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act.0 plorogue


斬る。

斬る。斬る。斬る。斬る。

斬る。斬る。斬る。斬る。斬る。斬る。斬る。


斬って斬って斬りまくる。


そうすることでしか俺は安寧を手にすることはできない。


切断した箇所から鮮血が吹き出る様子。敵が息絶えた瞬間に見せる絶望と憎しみが入り混じった表情。衣ににこびりついた返り血。相手の肉と骨を切り裂く感覚。


そのどれもが甘美で素晴らしい。俺が生きる上での最高のスパイスだ。


これだから、止められない。




でも。

時々思うことがある。


一体誰が俺を殺してくれるんだろう。

一体どれだけ殺し続ければ、俺は殺されるんだろう。


分からないけど、誰でもいいからさ。




俺を殺してくれ。


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