第十六話
私に文才をくれ!!!!!!!!!
「久しぶりね フィチナ 元気にしてた??」
そこにはゲシュタルト家 当主 ユーギス・ゲシュタルトがいました。
「ユーギス殿が何故ここに??いえ それより今まで何処に行っていたんですか!? 皆心配してたすですよ!? 特に妹君のユーリン様なんて・・・・・グスッ」
私は途中で蹲り 泣いてしまいした。
それを見たユーギス殿は
「ごめんなさい。フィチナ」
そう言いながら私の背中を擦りました。
私は顔を上げて
「何故何も言わずに出ていったのですか??とても心配したんですよ。」
私は少し怒りながら言った。
どれだけ私達が心配したか
「本当にごめんなさい。
」
ユーギスは申し訳なさそうに言いました。
「もういいです。グスッそれよりも何故神界を出ていったのですか??」
私は前から思っていた疑問をぶつけました。
2年前 突如 神界から姿を消したのです。何の置き手紙を置かずに・・・
神界では実力主義という体制に耐え切れなかったんだろうという推測が・・・・いや嘲笑が挙がっていた
神界では絶対実力主義と言われ知略、武力が優れていればいい顔ができる。
そう悪く言えば弱肉強食である。
強ければ何をやってもいいという考えが現在の神界に蔓延している。
強さを免罪符と勘違いしている
昔はそういう考えがなかったらしいが今ではこの体たらくである。
ユーギス殿は非凡ではなく寧ろ優秀で 容姿端麗、文武両道だった。
ただ少し性格に難があり 自由奔放でよく奇異な目で見られていたのを思い出す。
「・・・・神界は私にとっては生まれ故郷 愛着はあったわ」
「じゃあ 何故・・・」
ユーギス殿は少し哀しげに
「でもそれ以上に窮屈を感じていたわ。フィチナ 私はね 自由が好きなの。強さを振りかざして偽りの自由を手に入れるより
ありのままで自由を手に入れたいの。」
「ユーギス殿・・」
「そういう事よ。この人間界に来て 私は生まれ変わったわ。・・・エビウス様がここに来た理由がわかった気がするの。」
ユーギス殿の話を聞いて私はユーギス殿らしいと思いました。
あの頃と変わらない。純粋に嬉しいです。
「まあこれで 私の話はおしまい。逆に私から質問よ。あなた エビウス様の末裔に仕えているらしいわね それってキルギス様のご命令??それとも・・・・・・・独断??」
「そ それは・・・」
私は動揺して 言葉を濁しました。冷や汗が私の全身に走る。
「その様子だと・・・後者のようね。あなたも私の仲間という感じかしら。」
ユーギス殿は不敵な笑みを浮かんべながら言いました。
「まあ同じ境遇の身・・・・・!!あら近くで戦闘が起きてるようね。」
ユーギス殿は一瞬言葉を濁し何かを察したように言いました。嗜虐的な笑みを浮かべながら
ユーギス殿の家系は風を司る家系で 多分風が知らせたんでしょう。
「戦闘・・・といっても一方的な虐待だわね。それに・・・・・フィチナ どうやらあなたの主、死にかけよ。」
私はそれを聞いた瞬間、驚愕しました。まさか
「一聖様が!!!!ユーギス殿、一聖様は何処にいるのでしょうか!!」
「う〜ん 体育館裏辺りかしら 魔力が溢れてるし」
「そうですか 忝ない。」
私は急いで一聖様の元へ行こうとにしました。
「相変わらずね フィチナ」
私は相も変わらない友人を見て安堵した。
普段は人をおちょくるのに いざとなると直情的になる。まぁそういう性格にしたのは私なんだけどね。
それにしても フィチナがまさか・・・独断で人間界に来るとは。まぁ仕方ないかもしれない。
ライスル家はエビウス様が存命している時代から今にかけて続く名門だ。
エビウス様の配下の元 様々な功績を上げたことでも有名だ。
今の神帝キルギス様もエビウスの子孫にあたる人物だが 所詮 分家の出だ。
フィチナにとって本流である三神一聖に仕えるのにも頷ける。
キルギス様は確かに強く 賢明なほうかもしれない。だが 少し非道なところがあり 今の間違った実力主義を作った張本人。フィチナにとっては離反するきっかけになったかもしれない。私にも言えた事だけど。
さて エビウスの末裔 三神一聖 あなたの力見せてもらうわよ 精々楽しませて頂戴。
私は不敵に笑い 長い廊下を歩いていった。
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