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神帝の血を引く者  作者: R-9C
第一章 神の力覚醒す
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第十四話

俺の目の前には五体の巨人がいる。


全身真っ黒の巨人だ。

しかも五体もいる。


どうすればいいんだ!?


そう苦悩してると


「ウギャ!!!!!!」


巨人が咆哮をした。

その咆哮は俺の心に恐怖を植え付けた。


やべぇ 足が動かねぇ。

おまけにチビりそうだ。


トイレ済ませとけばよかった。


こうもふざけてないと恐怖で壊れそうだ。

今の俺には「死」という

のを身近に感じている。


俺は死ぬのか・・?


嫌だ。まだ俺は生きたい。こんな死に方は嫌だ。


それに俺は最強と謳われたエビウスの子孫なんだ。俺だって戦えるはずだ。


俺は五体の巨人を睨みつけた。戦う決意を視線にのせて。


するとジュリアは不敵な笑みを浮かべ、


「ふ〜ん。戦う気かしら。でもこいつらは戦闘に特化した狂戦士よ。いつまで虚勢を張れるかしら?」


「うるせぇ!!この胸なし女!」


俺は叫んだ。


確かにジュリアの言うとおり虚勢かもしれない。


でもここで虚勢張らないと男として情けないしな。


ほんと 男って損回りな役だよ。


そう心の中でナルシスト風に思案してると


ジュリアは額に青筋を浮かべ 頬も凄く赤い


「ゆ 許さない!! もう頭にきた!!! 本当は私のポリシーに反するけど いたぶって殺してやる!!!」

ジュリアは俺を睨めつけながら叫んだ。


完全にご立腹ですね。なんとかしないと


「あ あれは 言葉の綾というか・・「死ね!!!!」


ジュリアは俺の弁解の言葉を遮りながら叫んだ。


すると 目の前の巨人達が消えた。


一体何処に言っ・・・


ウッ!!


言い終わる前に背中に激痛が走った。


「言ったでしょ。いたぶってから殺すって」


後ろを見たら一体の巨人がいた。どうやら殴られたらしい。


本当にいたぶってから殺すらしいな じゃないと今頃あのデカイ斧を使うはずだ。


くそ!!まじ痛い。痛くて視界がボヤける。泣きそうだ。


「まだまだこれからよ。」


ジュリアは加虐的な笑みを浮かべて言った。


くそ このままじゃ埒があかねぇ


どうすればいいんだ


そう思案していると目の前に巨人がもう一体いった。


いつ間に


巨人は大きな手を俺の首にあて 首を絞めだした。

い 息ができねぇ・・・


俺は必死にもがくが巨人の手は一切力を緩めない。


駄目だ。苦しい


あまりの苦しさに涙が出てきた。 な 情けねぇ


俺はここで終わるのか??


嫌だ。死にたく・・・ない


助けて・・・フィチナ


身体中の力がなくなってくるのを感じる。もう潮時か・・・


最期に雪江に会いたいかったな。


アイツは献身的に俺の世話をしてくれた。文句の一つも言わずに俺の傍にいてくれた。 まあヤンデレなのがいただけないが


それとフィチナ。短い付き合いだが ありがとうな

少々 S気があったがそれこそフィチナらしいといかなんというか。


俺は今まで世話になっただろう人に心の中で感謝の言葉を言った。


もう駄目だ。


酸欠だろうか 感覚なくなってきている。


俺は静かに目を閉じた。


もう寝よう



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「させませんわ!!!」


何だろう? 見知った声が聞こえる。


俺は静かに目を開けた。


そこにいったのは長身の見知った美女がいた。



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