20 刺客4
「はっ、はっはっ」
刺客達は青ざめていた。
それは急に葵の雰囲気が変わったから。
ただ、変わったというだけではない。自分の死が決定したようなそんな雰囲気だった。
「ねえ?」
「ひっ」
「さっき、蒼焔様のこと優しいだけの他に取り柄がないと、そう言ったよね?」
「・・・・・」
「わかってないなあ。全然わかってない。そうだ、私が教えてあげる」
「いや、えんりょす・・・」
「一つ目、あなた達の言う通り、優しい性格」
そう言って、二人の刺客の脇腹を短刀で斬る。
「なっ!? なにをー」
「二つ目、誰よりも強い心」
また、別の二人の脇腹を斬る。
「三つ目、自信たっぷりな瞳」
今度は一気に四人の脇腹を斬った。
残りは二人。
「四つ目―」
「まっ待て! 我々が悪かった。謝るから、我々のことを見逃してくれ。頼む!!」
「―人々を引き付ける魅力」
「ぐわっ」「ぎゃあっ」
残り二人が命乞いをしてきたが問答無用で脇腹を斬った。
これで、刺客全員を戦闘不能にした。
戦闘不能にしたところで、私も正気に戻ってきた。
「ふう、蒼焔様を侮辱するからこうなるんです。殺されなかっただけでもマシだと思ってください」
私自身も殺したくないし、蒼焔様の評判に関わるからね。
「で、どうしようかな、この人たち・・・」
しばらく、考えていると、
「おーーーい、葵ーーー」
蒼焔様達が、姿を現した。
「あっ、蒼炎様」
「葵!! お前、急に走っていくなってうわっ、なんだ、こいつら」
「蒼焔様を狙ってた、刺客です」
「なっ!?」
「わー、僕の予想が当たったーー」
(失敗だ。蒼焔様達が追いつく前にさっさと片づければよかった・・・)
「葵、怪我はないか?」
「? はい、別にないです」
失敗を嘆いていたら、心配された。
「葵、今度からちゃんと報告しろ。いいな?」
「なぜです? 報告する前にさっさと倒した方がよくないですか?」
「そういう問題じゃないんだよ。それに一人で言って怪我でもしたらどうする」
「大丈夫です。私、強いんで」
「・・・はあーーーー」
なぜか、盛大にため息をつかれた解せぬ。
「蒼焔様ーー。こういうのははっきり言わないと葵には伝わらないよー」
「そうだな・・・葵、俺は心配なんだ。お前はもう、俺の部下なんだぞ。自分の部下が進んで危ないことをするのは褒められたことじゃない」
心配。
その言葉は私の心に深く刺さる。
(蒼焔様は・・・やっぱり優しいな・・・)
「わかりました。今度からはちゃんと報告します」
「それでいい。それじゃ、改めて郷に向けて出発だ」
「はい。そうだ。刺客達どうします?」
「蒼焔様、こいつら全員、縄で巻いときました」
有能な五丸がすでに手際よく刺客達を縄で巻いていた。
そんないっつんを褒めることにしよう。
「さすが、いっつん。すごい―」
「いっつん、やめろ」
戦闘シーンむずい。
うまく書けない・・・・・




