15 合流
昨日、投稿できなくてすみませんでした!
「あ、蒼焔様だ」
八時間ほど走ってきたおかげで蒼焔様達が見えてきた。
「おーい。蒼焔さ・・・いや待て。ここは先回りして驚かすべきでは?」
そんなことはない。
「普通に追いついただけじゃ、なんかつまらないからね」
ということで、私は蒼焔様達にバレないよう、大きく迂回して、蒼焔様達が通る予定の道の真ん中で待つことにした。
―五分後―
馬に乗った、蒼焔様達の姿が見えてきた。
「来た来た」
(どんな反応するかな? あ、フードは取っておくか・・・。蒼焔様が部下に私の髪と瞳のことも話すと言っていたし・・・、大丈夫かな・・・? 怖がられたりしないだろうか。・・・ううん、きっと大丈夫。蒼焔様も大丈夫だと言っていたんだし、信じよう)
私はフードを取る。
そして風にあおられなびく、己の白髪を見る。
―不思議と恐怖は感じなかった。
(――これも、蒼焔様と出会ったおかげかな・・・)
自分が変わりつつあることに気付く、葵であった。
―その頃の蒼焔達―
「もう、ほんとーうに、なんで置いてきちゃったかなー」
「くっ、もういいだろ亮。そこまで責められるとさすがの俺でも傷つく」
「おい、亮。やめろ。確かに馬に乗れない女性を里に置いてきて、後から追って来いと言った蒼焔様は最低だがわざとじゃないんだからしょうがないだろ」
「くっ!」
「五丸ー? それ、蒼焔様の傷広げてるだけだよー?」
「何を言っている? 俺は蒼焔様に味方しているんだが?」
「あちゃー、自覚ないやつかー」
この三人の中で一番天然だと思われてるのは亮だが、本当は五丸なのかもしれない・・・
「自覚がない? 何を言っているのか。俺は常に自覚を持っ・・・て・・・・・」
五丸が急に黙る。そしてその目は驚きによって見開かれていた。
「五丸?」
「どうしたんだ?」
亮と落ち込んでいた蒼焔も五丸の驚きぶりに逆に驚いていた。
普段、五丸がここまで感情をあらわにすることはない。
「蒼焔様、亮」
「なんだ、どうした?」
「この道の先に、月の・・・女神が」
そういいながら、震える手で前方を指差す。
蒼焔と亮もそれに合わせ、前方を向く。
そこにいたのは、
「え、白髪・・・、蒼焔様、あの女の子って・・・」
「あれは・・・葵だな・・・。え、なんで俺達より先にいるの?」
「気にするところ、そこ?」
無事に、合流することができた、葵と蒼焔達であった。
改めて、昨日はすみません。
言い訳になるかもしれませんが、今は少し忙しい時期でして、、
来週あたりは実はテストがあるので、投稿できない日があるかもしれません。
出来るだけ投稿したいと思ってますので、楽しみに待っていていただけると幸いです。




