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テーマなし詩集

身から出た錆

作者: 歌川 詩季

 反省会を開くのはたいていが因果応報のあと

 (のど)もと()かなきゃ熱にも気づかず

 あけた口にほおりこんだ迂闊(うかつ)さをいまさら()やむ


 誰かを(うら)むなら おかどちがいさ

 おのれのおこない ふるまいを(かえり)みてよ


 身から出た(さび)

 溜めこんだ(うみ)よりましかもな

 身から出た(さび)

 みずから()いた種が芽を吹き ()い茂る



 懲罰房で眠るのはいつだって自業自得の果て

 足もとお留守であたもからっぽ

 あいた口がふさがらねえ軽薄が(わざわ)いを呼ぶ


 (わめ)いて散らしても あとのまつりさ

 おのれをそのとき そのつどで(いまし)めなきゃ


 身から出た(さび)

 赤潮(あかしお)な海の水面(みなも)のよう

 身から出た(さび)

 みずから()いた芝生(しばふ) 刈るのに日が暮れる

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― 新着の感想 ―
[一言] >身から出た錆 自分の行いが報いとなって災いが起こること。 類語で「自業自得」もよく似た諺ですね。
[一言] 憂歌団を聞きながらバーボンウイスキーを傾ける。そんな絵が浮かびます。町田康でもよし。断酒したらしいですがw
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