??の書
??は苦しみ続ける。??に体はない。ただ、移り変わるのみ。
今回も、私は失敗した――
いや、成功などするはずがないのだ。これが、私の呪い。誰か……誰か私を救ってくれ……私を……私を愛してくれ……このままじゃ、私は飢えておかしくなってしまう……耐えられない……
……なんだ?……誰が私を見ている……?
……お前か……お前なのだな。
お前には何もできないだろう。お前も呪いを与えられている身。お前は、何も得られない。
私のこれを……書に記すことも……お前にとっては何の意味にもならないだろう。ましてや、私はお前の助けにもなれない。私は、むしろ助けてほしいのだから。
七つの理――どうして……我々はこの運命に従わねばならない?どうして……我々は、この呪いに苦しまなくてはならない?
あとがき
どうも、焼きだるまです。
おや?こんなところで何をしているのです?
変なものがあったから読んでしまった?――そうですか、また??が何かをしたのですね。
何、気にしない気にしない。こういうこともありますよ。さて、次の扉がもうすぐ開かれます。それは、??から始まる、運命の物語。
是非、楽しみにお待ち下さいな。では、また 次回作で お会いしましょう。