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人狼は君のトナリに 第四幕  作者: 狐のアツ
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第五章 里の存在

「人狼の里に行こう」

「人狼の里?」

雨谷は乗り気のようだ。トラちゃんの話を目を光らせて聞いている。

「あの俺たちを人狼にした、あの人狼..."PG"と名乗っていた...あいつが、人狼の里の話をしていた。

 人狼が多く住む、"鯖"と呼ばれるものがあるらしい。

 今のあつなら、そこに堂々と入れる。」

鯖...か...

「そこの人狼の長、鯖主とかいう奴を殺せば、人狼は皆死ぬとかいう話だ。」

確かに、僕は人狼を恨んでいるし、三人とも人狼を殺すことには賛成している。

そこに行けば、人狼を皆殺しにすることは可能かもしれない。

ただ、その話が本当のことだとすると...



計画を練り合い、僕とトラふぁるが里に行くことになった。

雨谷は家で待機。僕とトラちゃんは人狼経験があるので、その方が良いというトラちゃんの案だ。

里の場所はトラちゃんが覚えていた。自転車で数十分、山の奥にある。

塀で囲まれたその里は、人狼でない者が入るのは相当難しいらしい。

僕が門から入ろうとすると、

「おい、待て。」

声を掛けられた。

「はい。どうかしました?」

「貴様...本当に人狼か?」

背筋が凍える。

「ええ、ほら、ここに耳もあるでしょう。」

「そうだな...いいだろう。」

意外とすんなり入れた。

「なんというか...人狼というより妖狐のような雰囲気だなと思っただけだ。」


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