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人狼は君のトナリに 第四幕  作者: 狐のアツ
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第十二章 存在価値

「そっかぁ...それが"アツ"なんだね?」

『ああ。俺は、"実験"の過程で生まれた、実験体だ。』

実は、アツの存在は昨日の夜頃に気付いていた。それから、僕たちは沢山話し合って、結構仲良くはなった。

...つまり、僕を妖狐にしたのも、ヘリオさんを人狼にしようとしたのも、トラちゃんを人狼にしたのも、実験の一環だったって事?

...僕らを弄んでいるようにしか感じない。

「へえ、二つの人格が同じ身体に共存し、会話も出来る...と。」

突然後ろで声がした。

「お前は...」

あの時、僕を変えた、あの人狼だ。といっても、人狼であるのは僕と同じように耳と尾、紅い目、口から少し見える程度の牙だけだ。

「それ、見たんでしょう?なら、貴方が生まれた意味がわかるでしょう。アツ。」

『話を聞かなくて良い。あいつは、お前にとって敵だろ?』

「私としてはね、貴方が人を喰わないのか、食欲を抑えつけてるだけなのか確かめたいんですよ。今後のために。」

そういうと、奴は其処に置いてあったスプレー缶のような物を掴み、僕に向けてそれを噴出した。

その霧は、はじめは小さい物であったが、すっと少し吸うと、たちまち僕の周りを覆っていった。


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