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七話

今回ちょっと中途半端に終わってます

 



 ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピピッ!


 スマホのアラーム音が午前6時30分を告げてくれる。

 おれはいつも通りスヌーズにして二度寝するのだった。















 ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピピッ!


 スマホのアラーム音が午前7時を告げてくれる。

 おれはいつも通りスヌーズにして三度寝へ突入するのだった。

















 ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピピッ!


 スマホのアラーム音が午前7時30分を告げてくれる。

 おれはいつも通りスヌーズにして四度寝へ挑戦するのだった。











「いや挑戦てなんだよ!!」


 休日でもないのにそんなことに挑戦してられるか!


「あれ、、、あ、そっかおれホテルに泊まってたんだ。」


 やっと昨日が借金デイ(おれが命名した)でアイドルといろいろあり家に帰ってられないということでここに泊まった経緯を思い出す。

 だから天音が起こしに来てくれなかったんだな。おれあいつがいないと四度寝までしちゃうのかよ。妹よいつもありがとう。


「そんなこと考えてる場合じゃないか。ふつうに遅刻だぞこれ。」


 軽く身だしなみを整えて三光高校を目指すことした。








  ―――――――――――――――――――――







 結論を言うと遅刻しましたはい。ただ今絶賛屋上でサボり中です。

 基本的にこの学校の屋上は昼休みを除けばサボりの巣窟なんだけどさすがに1時間目からはそういない。だからいまは独り占めってわけだ。さいっこーーー!!!


 虚しいな。こんな天気のいい日に1人、、、


「あ、先輩だ。偶然だね」

「うおっ!上にいたのかよ天鳳、、お前もさぼり?」

「そんな感じだよ〜。先輩も一緒に寝る?」


 そう言って手を差し出してくれるこの少女は天鳳てんほう 沙雪さゆ。苗字がかなりいかついのは本人も気にしてるらしい。ありがたくその手をとらせてもらおう。


「きゃっ」

「へ?」


 まあふつうに体重差を考えればわかるよな。

 沙雪は華奢というか、スレンダー系で俺の方が圧倒的に重いからこっちに引っ張る形になってしまう。

 落ちてきた女子高生を抱っこする日がくるとは、、、


「っとと!あっぶな、、悪い大丈夫か!?」

「あ、ありがとう、、ございます」

「なんも考えずに引っ張るとかやばいなおれ、、、。とりあえず降ろすぞ?」


 ぎゅぅぅぅうう。


「あのー天鳳さん?」

「沙雪」

「……沙雪降ろすぞ」

「あと5分〜」

「そんな抱き枕みたいに使うな!誰かに見られたら超問題になるんだけど!?」

「じゃあ授業終わるまで」

「それ伸びてるから。頼むから離れてくれ、、」


 首元でクンクンされてる気がするぞおい。


「先輩さぁ、、、シャンプー変えたの?前の方が良かったのに」

「匂い嗅ぐな!恥ずかしいだろ!シャンプーは変えてないはずだけど」


 あ、ホテルのやつ使ったからか。まあさすがにそこを掘り下げられることはないよな。うんうん、たかがシャンプー


「ふーん。」

「てかおれも一応男子高校生なわけだから、この状態はいろいろ不味いというか。からかってんのはわかるけどやりすぎだぞ」

「先輩昨日七花にあるホテルとまった??」

「なっ、、、!」

「動揺しすぎだよ笑ほんとに泊まったんだ。だれと?」


 耳に囁くようにして話しかけてくる。な、なんか心臓ばくばくしてきた、、!!


「い、いや泊まってないよ。シャンプーは家にあった前買ったやつ使ってみただけだ」

「嘘ついても意味ないよ。だってあの辺のホテル天鳳グループ所有だからあたしもシャンプーの匂いくらい知ってるもん」

「は、はぁ!?あれお前のとこのホテルなの!?」

「そうだよ〜。あたし味覚とか嗅覚敏感らしいからお父さんに連れられてよく製造工場とか行ってたの。天鳳グループ関連のやつなら間違えない自信もあるしね」


 まさか初手で落とし穴に落ちていたとは、、!!

 天鳳は天鳳グループっていうまあ七花でも有名な組織の社長の娘、つまり社長令嬢ってやつだ。

 それは当然知ってたけどそんな製造まで関わってたとかは一切聞いたことが無かったから完全に盲点だったな、、

 いや知っててもあのホテルが天鳳グループ所有とか調べるはずもないか


「結構前に、家族はふつうの家族といっしょとか言ってなかった、、??」

「お父さんからあんまり言いふらさないでって言われてたからね。でも今回は別」


 天鳳の髪から甘い女子高生って感じの匂いがしてくる。

 それに伴って心なしか耳に吐息も感じてきた。


「先輩…………だれかと寝たの?」


 昨日片山さんと対面した時とはまったく別の悪寒が背中を駆け巡った。


「………1人で泊まった……だけ」

「ふぅん……」


 数秒して


「それは本当みたいだね。良かった。」


 その言葉を皮切りに一気に緊張が解けた。

 なんだよ今のゾクゾク感は、、さすが社長令嬢ってか?


「はぁむ」

「へぁっ!?」


 めちゃくちゃ変な声出た。


「あっはは笑先輩可愛い〜。」

「お、お前なにやってんの!?いまみ、みみ、、!!」

「いやぁ先輩の耳美味しそうだからはむはむしちゃった。もう一回いい?」

「いいわけあるか!もうおろすわ!」


 めちゃくちゃにやにやしてる天鳳を剥がして後ずさりする。


「ごめんって。そんなに警戒しないでよ〜。」

「耳はむはむするとかやばいだろ!!びっくりしたわ!」

「でも気持ちよかったよね?」

「そ、そうでもないから。」


 実際気持ちよかったのは絶対に言えない。


「またまた〜。本当はしてほしいくせに」

「お前全然反省してないな、、、」

「だって悪いことじゃないもん。…ところで先輩さ今日もホテル泊まったりするの?」

「……かもしれないけど、だったらなんだよ」

「耳はむはむさせてくれる回数だけホテルの宿泊代タダにさせてあげよっか?」







「え?」




評価されることで書けてます。


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