5年後
「面白い!君は答えにたどり着いるんだね!」
少年はこの人間が軍を動かしているという答えにはまだ確定できないところがあった
しかし、答えはたどり着いたようだ
でも、少年は疑問感を払えずにいた
このハクアではない魔王が軍を動かしてない可能性は、少年の中で確実には否定できないでいたからだ
ただ、答えにたどり着いたのは最近魔王の軍勢は全く姿を見せず人間の軍勢が他国と争うことばかり起きていたからである
故に少年は人間の軍勢がこの村の惨劇を引き起こしたと思った
ハクアはそれを知ってだろう
彼女は一本木を切り倒し椅子にして口をゆっくりと開いた
「疑問かい?他の魔王じゃないと断言したと同然のことを私が言って」
少年はその事を考えていたからか、その言葉を聞いた瞬間目を見開き驚いて返事の代わりに頷いた
「まぁ、君たちは知らないだろうけど。一昨年私達3人は7年軍を動かさないことを決めたんだよ。まぁ、私は軍が嫌いだからある子に全部軍は任せてるんだけどね」
なんとなくハクアが口にした内容、それは魔王の密約の内容だった
(この魔王…そんな大事なことを口にしていいのか…)
少年は内心思った
でも、この言葉を発した事の意味に気づく
そして、その意味があってるかの答え合わせがすぐに訪れるのであった
「あー大事な情報漏らしちゃったなーこれは、君には私のところに来てもらわないとなー」
完全に棒読みである
確信犯である
そして、笑顔でハクアは言う
「5年後だ…今から修行をしてもらい…5年後…」
そして大きく息を吸い
「君を先の大戦で空いた7柱の一枠に推薦したいのだがいいかな?」
笑顔で…邪悪に…
その声は覇気を感じさせ否とは言わせないものだった
空に浮かぶ月は青白くなっており
村だった場所には、風で木々の葉がなびく音と家などが燃えた後の匂い
風で煤などが流される中
少年はある椅子にしていた木の上に立つ圧倒的存在の前に跪く
ただ、一言
「はい」
その声が奇妙に静まり返った森の中に響く
その一言にハクアは嬉しそうに少年に声をかける
以下のように…………
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ー??帝国ー
少年とハクアの物語が動き出した時ある者はある王国の王の前に跪く
そして、その者は勇者として召喚されたという説明を受け一週間
急な召喚で混乱していた頭は落ち着きを取り戻し
ある使命を受けようとしていた
その者は??帝国の皇帝に跪いている
玉座には宝石が多く使われており、その玉座からは細長い赤い絨毯が伸びていた
そこで、その者も返事をした
「はい」
と…
そして、皇帝はその返事を聞き言葉をかける
以下のように…………
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ハクア「悪魔の王として」
ウェルス皇帝「ウェルス帝国皇帝として」
ハクア、ウェルス皇帝「5年後を楽しみとする」
と…
そして、時代は動き出す
激動で波乱の時代に
自分なりに面白い文章をかけているか分からないのですが、面白いと思っていただけると幸いです!
このような文章をこれからも書いていきますが応援よろしくお願いします!