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第20話:近づく時

 放課後、展示会の準備を進めているとなっちゃんが差し入れを持って遊びに来てくれた。


 「どう、すすんでる?」

 「うん。写真は選び終わったから、後はレイアウトをどうしようかなって思ってるとこ」

 「そっか」


 今日のなっちゃんはどこかおかしい。そわそわして何だかよそよそしさも感じる。


 「どうかした?なっちゃん」

 「うーん、どうもしてないよ。あ、これ食べて。バイト先で買ってきたの」

 「…………うん」


 (変な、なっちゃん)


 梨佳は、お茶の準備をしつつ夏樹の様子を伺う。


 「あっ、春ちゃんの話聞いた?」

 「聞いた。うまくいくといいんだけど」

 「そうだよねー。あんな不安そうな春ちゃん初めて見た。でも、あたしはきっとうまくいくと思ってる」

 「そうね、チケットを送ってきたってことは自分の成長を見て欲しいってことだと思うし。今までの奴らとは違うと思うのよね。あのさ…………」

 「何?」

 「熊さんからメール着てる?」

 「着てるよ。数週間に一度だけどね。どうかした?」

 「ううん。何でもない。さっ、食べよう?うちのシュークリームは美味しいのよ」


 夏樹は話題をすりかえるかのように梨佳にシュークリームを勧める。


 「うん。ありがとう」


 その後は、他愛も無い話をしながらお茶の時間を過ごした。


 でも、あたしには分ってたの、なっちゃんの言いたいことが。でも言わなかった。だって、あたしの中でまだ答えが出ないんだもん。

 だけど、答えを出す時はちゃくちゃくとせまっていたんだ。


 その時は、意外な形で現れた。

 あたしに答えをせまったのは、春ちゃんの元彼の芝居だった。

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