表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
送信ボタン  作者:
15/30

第15話:タイプ

 TO.元ちゃん

 Sub.報告

 昨日、入会届けを出しに行ってきました。

 行ってみたらびっくり!弟君がいました!!

 まさか、同じ大学とはねー。

 元ちゃんは、今どこかなー?

 便りがないのは無事な知らせと思うことにします。

 あたしは、マメに送るからね?

 じゃあ、また明日。


 昨日の報告をメールにして送信する。


 (例え、返事が時々しかなくても送りつけてやるんだから)


 梨佳が、メールを送った直後、携帯がメールの着信を知らせる。


 ガシッ!!

 梨佳は、すごい勢いで携帯を掴み、メールの履歴をチェックする。と、そこには、元ちゃんでは無く知らないアドレスからのメールだった。


 (誰だろう? えーと、件名は?)



 市川です。


 (もしかして、弟君?)


 本文を見るとやはりそうだった。そう言えば、昨日の入会届けに連絡先を書いたなっと梨佳は思いだす。



 おはよう。

 急なメールで、ごめん。

 昨日、カメラの使い方について教えるという話をしたよね?

 基礎の本があったから渡したいんだけど、今日来れる?



 

 わざわざ、本を探してくれたらしい。これは絶対受け取りに行かなきゃ。

 梨佳は、急いで返事を送る。


 ありがとうございます。

 昼休みに取りに行きます。

 

 梨佳は、そう返事を送ると午前の授業に出るべく、大学へと向かった。


 (楽しみだな。あっ、フィルムについて聞いてみよう!!)


 「梨佳!おはよう!」


 大学の門についた時、後ろからなっちゃんに肩を叩かれた。


 「おはよう、なっちゃん」

 「ごめんね、昨日返事出来なくて」

 「ううん、だってバイトだったんでしょ?」

 「そう! 急に遅番の子が入れなくて急遽ね。で、どうだった? 弟君との再会は?」

 「気まずかったよ、最初」


 梨佳は、昨日の再会を思い出すと一つ溜息をつく。


 「でも、しばらく話したら平気。弟君もつっこんで来なかったし」

 「そりゃそうでしょ。で、どんな感じの子?」

 「何、気になる?」

 「うん、とっても。やっぱり、熊さんみたいな感じ?」

 「ううん、似てない。爽やか系? モテるタイプなのかな…………?」

 「へー、以外だな。………会ってみたいな?」

 「いいよ、今日の昼休みに本を受け取りに行くときについて来る?」

 「行く、行く!」


 夏樹は、即答する。

 そして二人は、たわいもない雑談をしつつ、授業へと向かった。

 

 ――――昼休み。


 二人は、早速部室へと向かった。


 「ここ?」

 「そう」


 トントン。


 「こんにちはー?」

 「こんにちは。早速来たね」

 「はい、来ました」

 「後ろの子は?」

 「あたしの友だちの夏樹ちゃんです。元ちゃんの弟さんって聞いたら会ってみたいって」

 「あたしも同じバイトしてたんですよ」

 「へー、そうなんだ。初めまして、市川 勇気です」

 「初めまして」

 「で、これが本。今日はちょっと授業の関係でゆっくり説明できないんだけど」

 「ありがとうございます。一つだけ質問いいですか? この機種のフィルムは何がいいですか?」


 梨佳がメモを見せると、勇気は少し考え答えた。


 「これなら、市販のフィルムで大丈夫」

 「ありがとうございます」

 「悪いけどこれから移動なんだ。だから、また今度。夏樹ちゃんもよかったらまた遊びにおいで」

 「あっ、じゃあ出ます。鍵閉めますよね?」

 「そうだ、これ。松本さんの分の鍵。じゃあ」


 そう言うと本当に急いでいるらしく勇気は部屋を出て行った。


 「あんな感じの人。感想は?」


 梨佳は、夏樹に感想を求めた。


 「…………いい。タイプかも」

 「じゃあ、また遊びに来れば?」

 「そうする!」


 これは、意外な出会いになったなと梨佳は思った。

 なっちゃんの新しい恋が育てばいいのになと梨佳は願った。

 

 

 

 

久々の更新です。

どうでしょう?こんな展開・・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ