第11話:決心
何とか自宅まで帰りついた時には、まぶたが腫れていた。
「冷やさなきゃ」
あたしは、フェイスタオルを濡らすとそれを持って自室へと戻った。
強烈な眠気を感じるのでとりあえず寝ることにした。眠気と戦いながら何とかスウェットに着替えるとベッドへとダイブする。
そして濡れタオルをまぶたに乗せる。まぶたは、考えていたより熱を持っていた。そのせいか、ヒンヤリとしてとても気持ちいい。
ごろごろとしながらふと何の気なしにパソコンを見るとメールが着ているようだ。
ガバッとと勢いよくベッドから飛び起きるとパソコンにダッシュした。
そして急いで受信ボックスを開くと、そこには待ち焦がれていた元ちゃんからのメールが届いていた。
「やっと来た〜」
叫ぶと同時にまたあたしの目からは、大粒の涙が零れ落ちていた。
梨佳へ
突然のことでごめん。
俺も師匠から聞いたのが当日の朝のことだったんだ。
今は、飛行機の乗り継ぎ時間なんだ。
今回、回る国は、電話とかもあまりない地域に行くことが多いので連絡はそうそう出来ないけど許してくださいm(_ _)m
お土産話を沢山持って帰ります。
では、また。
以上が元ちゃんからのメールで、もう何というか怒る気も失せちゃいました。
お土産を期待して待ちたいと思う。
帰って来たらたくさん嫌みを言ってやる。
あたしは、そう心に決めた。
そして帰って来た元ちゃん以上の思い出を作って自慢してやるんだ。
一緒に居れなくて残念だったでしょと。




